全50種を試してわかった!「身体にいい&美味い」健康食品はこれ
「まずい! もう一杯」の時代はもう古い
いろいろ試して20年。芸人・キンタローが絶賛するアナタにおススメ味重視商品

「見てくださいこの青汁! ドス黒くて墨汁と青汁が混じりあったような……」
と言いながら、青汁飲料の新製品「活性炭×青汁」(日本薬健)を恐る恐る眺めていたキンタロー。しかし、思い切って口にした途端、表情が変わる。
キンタロー。 「飲みやすい! 苦みが全然なくて、レモン味のノド飴を飲んでいるような清涼感です」
本誌編集部K(以下編集部K) 「おおっ、いきなり美人に見えてきましたよ!」
キンタロー。 「……なんか、なめられてます?(笑)」
本誌特捜部は今回、お笑い芸人・キンタロー。を招聘し、巷で大ブームとなっている健康食品の総チェックを敢行した。
キンタロー。は元AKB48栄光のセンター・前田敦子の物マネで一世を風靡したが、その鍛え抜かれた美ボディを支えているのは、約20年前から愛用してきた健康食品やドリンクだという。
キンタロー。 「大学の時に競技ダンス部だったので、痩せるため健康食品を買い漁っていたんです。とにかく痩せて周りに勝ちたかったというか、野菜ジュースだけで2週間断食したりしていましたね」
編集部K 「でも今は痩せてませんね」
キンタロー。 「今は『金スマ』のダンス企画を終えてふっくらしちゃったんです。過去には楽屋弁当が美味しすぎて爆食いして20㎏増えた時期もあったけど、今は反省してそこまで太ってないですよ!」
いずれにせよ、キンタロー。は筋金入りの健康オタクである。今回は、そんなキンタロー。と本誌が、売れ筋の健康食品の中から気になるものをピックアップ。実際に飲んで食べて、味も確かめたオススメランキングだ。試してみればアナタも、国民的アイドルグループのセンター……に近いものになれるかもしれない。
母乳のような溢れる優しさ
見た目と味のギャップに驚いた「活性炭×青汁」(3位)を抑え、今回のオススメ1位に輝いたのは、「大人のための粉ミルク ミルク生活」(第1位)だ。ドラッグストアなどで40~50代を中心に、爆発的な人気を集めているという。
キンタロー。 「え、粉ミルクって赤ちゃんが飲むものじゃないんですか?」
編集部K 「健康のため育児用の粉ミルクを飲んでいた中高年の方から、『大人用を』という要望があって実現したそうです」
キンタロー。 「ふむふむ……なるほど『大人』の粉ミルクだから、酸いも甘いも噛み分けたような味かと思いきや、バニラ風味の優しい味なんですね。生臭さもないです。う~ん、飲んでたら、心なしかお母さんの母乳を思い出しちゃった……」
編集部K 「母乳ですか! いいですね」
キンタロー。 「えっ、キモくない?(笑)」
2位はその名も、「ヒマラヤマグマソルト」。ヒマラヤ山脈5000m以上の高地で採掘された貴重な塩だという。舐めてよし、料理にしてよし、バスソルトにしてよし、という一石三鳥の優れものだ。
キンタロー。 「私はこれを持ち歩いています! 夏場は塩分補給のため、いつも舐めています。去年は『金スマ』の企画でやった社交ダンスの試合が死ぬほど過酷で、舐めないとやってられませんでした。コレ、お風呂に入れると硫黄の香りがする天然温泉に変貌するんですよ。ただ……ウチの旦那が匂いを嫌がるんです。『うわっ、硫黄くさっ!』って」
編集部K 「なるほど臭い」
ミドリムシはスルメ味?
キンタロー。と本誌特捜部が試した食品や飲料は、約50種。その中でひときわ異彩を放ち、キンタロー。が口にするのを躊躇したものがある。「飲むミドリムシ」(番外編)である。ビタミン・ミネラル・アミノ酸をはじめとした59種類の栄養素が含まれているというが……。
キンタロー。 「これね、ずっと視界には入っていたんですよ」
編集部K 「やめておきますか」
キンタロー。 「いや。ここまで来たら……(よく振ってから飲む)。あれ? 不思議な味……んん? 青汁と業務用のスルメに甘味を混ぜたような(もう一度飲む)。この風味は……うん、これはイカの駄菓子ですね。砂糖、保存料不使用っていうことは、甘さは果物由来なのかな」
編集部K 「おいしいです! ごくごく」
キンタロー。 「そ、そう? でも確かに、ビンビン身体に効いてる気はしますね!」
生命の力を直接、身体に取り入れているような感覚、まさにいのちの賛歌。キンタロー。と編集部Kは、健康食品の真髄をミドリムシに教えられたのだった。
キンタロー。 「一つだけお願いがあります。私のことは嫌いでも、ミドリムシのことは嫌いにならないでください!」
編集部K 「あっちゃん!」
下の表は、健康食品に詳しい管理栄養士の磯村優貴恵氏が、特捜部とは別に、さらに追加で選んだ商品だ。
「かつて『まずい! もう一杯』という青汁のCMがあったように、数年ほど前までは健康食品=『良薬は口に苦し』という考え方が主流でした。しかし、それではターゲット層が高齢者に限定されてしまうのと、続ける人が限られてくるという問題点がありました。この二つの問題を解決するため、最近では味が重要視されるようになってきています」(磯村氏)
夏に向け、味を楽しみながら健康とボディに磨きをかけるのはいかがだろうか。
コレを飲んで美人になりました! キンタロー。オススメランキング
第1位 大人のための粉ミルク ミルク生活 (森永乳業) ¥1,512
粉ミルク独特の甘ったるさがなくておいしいのが◎!

第2位 ヒマラヤマグマソルト (つくる株式会社)¥1,098

第3位 活性炭×青汁 (日本薬健)¥1,708
レモンの爽やかさのおかげで、青汁なのに飲みやすい!

番外編 飲むミドリムシ(ユーグレナ)¥259
商品名に「ムシ」って入っているのが気になるな~



『FRIDAY』2019年6月28日号より
撮影:鬼怒川毅