「泣き虫」堀尾正明と真逆対応で乗り切った森本毅郎とみのもんた

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自身の不倫問題では、見事に乗り越えたみのもんた(09年)

堀尾正明アナの不倫疑惑を報じた『週刊新潮』のタイトルは、《「堀尾アナ」が溺れる 50代「麗しの寡婦」》だった。いかにも『新潮』らしいタイトルに思わず唸ってしまったのだが、今“寡婦”の意味が分かる若者がどれくらいいるのだろうか。まあ若者は週刊誌など読まないから問題ないだろうが。

堀尾アナといえばNHKの元局アナ。紅白歌合戦で司会を務めるなどNHKの看板アナでもあった。

フリーになった後も、現在は『誰だって波乱爆笑』(日本テレビ系)のMC、『ビビット』(TBS系)でコメンテーターを務めるなどお茶の間の人気者となっている。

そんな彼に降ってわいた“不倫疑惑”。

ニュース番組のキャスターやコメンテーターが不倫騒動を起こすと、同じテレビに出演しているタレントや俳優に比べて、ダメージは大きい。日頃、自分が出演する番組で騒動を取り扱い、コメントする立場だから、ブーメランで自分に返ってくることになるわけだ。立場がない。番組にも出演しにくくなる。最悪の結果は番組降板だ。

だがそれは、本人の対応次第で、うまく切り抜けることができる。
大物ベテランキャスターの不倫疑惑と言えば、思い出されるのは88年に『FRIDAY』にスクープされた、森本毅郎キャスターとテレビ局ディレクターの不倫。森本氏は記者の取材にこう答えている。

「自分のようなフリーにとってスタッフは財産なんだ。部屋を一人で訪ねたのは、腰を悪くした彼女をお見舞いするためだ。そんな彼女に対して邪なことはできない。ただ世間一般からすれば、奇妙な時間帯の訪問になるかもしれない。誤解を受けることになったのは軽率だったが、そんなリスキーなことはするはずもない……」

いささか“?マーク”が付く回答で煙に巻かれた感はあるのだが、一応事実関係は認めている。

それから6年後、彼は再び不倫騒動を起こす。これがまた度肝を抜かれる“不倫”だった。当時の『FRIDAY』に踊ったタイトルは、

《女子大生から人妻まで 「8日で4人」の連続不倫!森本毅郎がホテルに呼ぶ美女》

『新潮』に比べたら直截的だが、状況は判りやすい。

そのときの彼が記者に語ったのは、
「そりゃあ、ガールフレンドはいますよ。確かに女性が部屋に来ることもあるけど、特定の関係じゃないですよ。僕らの仕事にはある程度色気というものも必要でしょう。それには若い女性とはしゃいだりして、そんな気分を味わったりして……、と明るいものなんです」

と、こちらも前回同様“???”ではあるのだが、それ以上突っ込みようがないところに、森本氏の“技”が光る。

後日開いた記者会見でも、余裕の笑顔と得意の話術で、レポーターたちの追及をかわしたものだった。

もう一人、みのもんた氏の場合も大いに話題になったものだ。
当時司会を務めていた人気番組『おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)のアシスタント・高橋佳代子さんとの不倫疑惑が浮上したのは91年5月のこと。彼女のマンションに足しげく通っていたみのさんは、そのときこう語っている。

「ウン、何回も送っていったことはあるし、飲んでから遅い時間に訪ねて行ったこともある。だけど、部屋の中では飲んだり食べたりしているだけで、男と女の関係はないよ。彼女は本当にいい女性だと思う。仕事のパートナーとしても。女房みたいな女性ですよ」

森本氏もみのさんも下手な言い訳はしなかった。そして女性をリスペクトすることを忘れてはいなかった。お二人は、それほど大きなダメージを受けることもなく、現在に至っている。

翻って、堀尾アナは『新潮』の取材に対し最初は、女性の家に泊まったことを否定した。ところが再度の取材に、6月に入ってからの3週間で4回のお泊りがあったことを認めている。

だが、いい加減な否定をすると、かえって傷が大きくなるのは、過去の例を見ても明らかだ。

堀尾アナは今まで、さまざまな有名人の不倫騒動にコメントしていたが、まさか自分が取材を受けるなど夢にも思っていなかったのだろう。直撃取材に気が動転し、とにかく否定しなければと考えたとしても不思議ではない。

しかし自身が出演した『ビビット』での謝罪は褒められたものではない。
堀尾アナは涙を浮かべて、直立不動で「痛恨の極み」と語ったが、ネットでは「堀尾アナもええ歳こいて泣くなよ、みっともない!」などと、厳しい意見が寄せられた。同情する人などほとんどいないのはわかっているハズだ。原田龍二のときもそうだったが、不倫疑惑の釈明に涙は禁物なのだ。

当時、みのさんは前述のコメントのあとに私にこう言った。
「ボクは浮気してない、なんて言わないよ。イエス・キリストじゃあないんだからね。ただ、浮気したからって、泣いて記者会見しちゃあダメだな。だってそのときは楽しかったんだろう?」

これは、みのさんが『FRIDAY』される2か月前に、『FOCUS』された小島一慶アナを揶揄して語ったのだと思われるのだが、一見開き直りとも取れる彼の言葉は妙に説得力があった。

堀尾アナがこの騒動を“波乱爆笑”と語れる日がくればいいのだが。

  • 佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。最近は、コメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • 写真アフロ

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