奈良発・異常束縛DV夫 結婚20年の妻を刺殺し山中で自殺

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妻を殺害した後に自殺した夫の山田鶴市容疑者。前妻と別れてからまったく近所付き合いをしなくなったという

「鶴市(つるいち)さんは美恵子さんにDVをしていた。カネにうるさくて、給料から15万円ほどしか渡さず、『これで家族の生活をすべてやりくりしろ』と言うそうです。夕飯は17時と決めていて、美恵子さんが守らないと激怒する。彼女は離婚したがっていたけど、鶴市さんが認めなかった」(美恵子さんと親しかった知人)

6月9日、奈良県大和郡山市の民家で山田美恵子さん(68)が遺体となって発見された。奈良県警は夫の鶴市容疑者(72)が殺害したと見ている。

事件当日、息子の友人に付き添われ、別居中の鶴市容疑者宅を訪ねた美恵子さん。外で待っていた息子の友人が叫び声を聞き駆け付けると、部屋には倒れた美恵子さんと、ナイフを手に佇(たたず)む鶴市容疑者の姿が。慌てて通報に行く息子の友人を横目に、鶴市容疑者は車で外出。翌日、奈良市内の山林で首を切って自殺したと見られる彼の遺体が見つかった。

二人の結婚は約20年前。夫婦ともに離婚歴があり、美恵子さんには4人の連れ子がいた。前妻とも自らの束縛が原因で別れた鶴市容疑者は、美恵子さんの行動も逐一管理したがり、気に入らないと暴力を振るった。その様子は、”異常束縛”と言えるほどだったという。

「昨年末、鶴市さんと、彼のことを苦々しく思っていた美恵子さんの連れ子が大喧嘩したんです。興奮した鶴市さんは、『美恵子を殺して俺も死ぬ!』と叫んだ。恐怖を覚えた連れ子は、友人と住んでいた家に美恵子さんを連れ帰り、3人で暮らし始めたそうです」(近隣住民)

だが、それでも鶴市容疑者の執着は止まず、彼は自宅の裏にある畑に、美恵子さんの私物を捨て始めた。彼の目的は美恵子さんの気を引くことだったようだ。

「美恵子さんは自分の物が捨てられて心配だから定期的に家に帰っていた。鶴市さんは彼女の心配性な性格を見抜き、わざとやっていたんです。口では『早く出ていけ』と言うが、内心では美恵子さんに戻って来てほしがっていた。そして6月9日に彼女が帰宅した際、ついに事件が起きてしまったのです」(前出の知人)

約20年の夫婦生活が殺人という形で幕を下ろした。離婚に踏み切っていれば、美恵子さんは助かったかもしれない。

事件現場となった容疑者の自宅。夫婦が亡くなった後も、外には洗濯物が干されたままだ

『FRIDAY』2019年7月5日号より

  • 撮影加藤 慶(2枚目写真)

Photo Gallary2

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