年俸2億円超で久保建英と契約 レアルマドリードの本気度

18歳の天才少年が1軍に昇格する日はいつだ

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
コパ・アメリカ、対チリ戦にて。久保建英は宿敵バルサ所属のアルトゥーロ・ビダルと激しくボールを競り合った

「レアル・マドリードが18歳のアジア人と2億円を超える年俸で契約するなんて前例がない。レアル会長のフロレンティーノ・ペレスをはじめ上層部の期待の表れと言えるだろう。ペレス会長の腹心であるクラブのNo.2とNo.3が直々に久保獲得にむけて動いていた。レアルはそれほど本気だったということだ」(レアル・マドリード関係者) 

久保建英(たけふさ)(18)のレアル・マドリード入団――。天才少年の名をほしいままにしてきた久保がスペインの超名門クラブチームに移籍するとの一報は、日本にとどまらず世界中のサッカーメディアをも騒然とさせた。というのも、バルセロナのユースに約4年間所属した久保が、ライバル関係にあるレアルに活躍の場を移すことは、いわば”禁断の移籍”と言えるからだ。

久保は10歳のころ、あのリオネル・メッシ(31)も育ったバルセロナユースに、日本人で初めて所属した。そして地中海カップで大会得点王&MVPを獲得するなど目を見張る活躍を見せた。

そんな久保が、C・ロナウド(34)やデビッド・ベッカム(44)、現監督のジネディーヌ・ジダン(46)も所属していた、まさに世界一のクラブチームに移籍する。早ければ今夏のプレシーズンマッチで、伝統の白いユニフォームに袖を通す可能性もあるのだ。

これまでの久保のサッカー人生は順風満帆だったと言える。しかし、スペインでは大きな試練が久保を待っている。それは、一軍チームへの昇格。つまり、久保が所属することになるスペインリーグ3部相当の二軍チーム「レアル・マドリード・カスティージャ」から、一軍チーム「レアル・マドリード」へ上がらなければならない。かつてレアルのユースチームで監督を務めていたホセ・マヌエル・ララが解説する。

「レアル内での競争の過酷さは間違いなく世界一だ。このチームは『常勝』をポリシーとしており、毎年巨額の移籍金で旬のスター選手を引き抜いている。そんな背景もあり、二軍チームやユースチームから一軍チームへ進める選手は毎年1人か2人だけ。年によっては0人ということもある。一軍チームへの昇格には、純粋な選手の実力に加え、チームの状況や監督の好みなど運の要素も重要になってくるんだ」 

二軍チームの監督を務めるのは、「スペインの至宝」と呼ばれたレアルのレジェンド、ラウル・ゴンサレス(41)だ。本誌は独占でラウルの取材に成功。冷静沈着で客観的な分析に定評があるラウルは、久保への期待を示しつつ、次のようにコメントした。

「才能豊かな若手選手を迎え入れることができて、素直に嬉しいよ。とはいっても最初はクボも、レアルの厳しい競争環境への適応に苦戦すると思うよ。この名門クラブの看板を背負う重責は生半可なものではない。また、スペイン3部リーグにひしめく強豪チームも、18歳の青年にとって決して簡単に勝たせてくれる相手ではないからね。ヴィニシウス・ジュニオール(18)のように、加入後に即昇格して一軍デビューというのは極めて稀なケースなんだ。彼に求められるのは、チームを勝利に導くことと、個人で目覚ましい成果をあげることの2つだけだ。クボの才能に疑いはないから、地道に実績を積み重ねれば、一軍チームに昇格する可能性は十分にあると見ているし、私も期待している」

久保がまず目指すべきは一軍への昇格だ。その先に「TAKEFUSA KUBO」の名前が世界を驚かす未来が待っている。

’13年8月のジュニアサッカーワールドチャレンジで、バルサのジュニア選手としてプレイする12歳の久保建英

『FRIDAY』2019年7月5日号より

  • 写真アフロ(1枚目)

Photo Gallary2

share icon記事をシェアする

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事