早くも天王山 巨人・菅野の不調 阪神・矢野の名采配を要チェック

【プロ野球・番記者匿名座談会】「矢野ガッツ」がピンチもエース藤浪晋太郎が『夢をかなえるゾウ』で復活!?……巨人と阪神のウラ事情を一挙出し!

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6月21日のソフトバンク戦の5回裏、千賀滉大からソロを放った丸(右)を原辰徳監督は”丸ポーズ”でお出迎え!

後半戦への折り返し地点に入ったプロ野球。各チームの長所と欠点もハッキリと浮かび上がってきた。スポーツ各紙の担当記者やライターが、ベンチ裏のオフレコ情報を語り合う――。

スポーツ紙デスク 巨人のエース、菅野智之(29)がおかしい。交流戦優勝をかけて先発した6月23日のソフトバンク戦では先頭打者弾を浴びた後、フォアボールを連発。プロ最短の1回3分の0で4失点KOされ、原辰徳監督(60)を「リズムもへったくれもあったもんじゃない」と激高させました。ニッポンのエースを壊したのは誰なのか? 私は原監督が「A級戦犯」の一人だと思っています。というのも、春先から菅野はコンディションが思わしくなく、「開幕後、ローテを1回、飛ばしてもらいたい」というのが本音だった。ところが、監督であり伯父である原さんには「NO」と言えない。「エースは調子が悪くても投げるものだ」と常々口にしている監督に恥をかかせるわけにはいかず、投げ続けたのです。

スポーツライター 私はすでに故障していると見ています。それも言われているような「腰の違和感」ではなく「右ヒジ」を。昨季、菅野は3129球投げていて、これはセ・パ全投手の中で最多。パリーグ最多の3085球を投げた楽天の則本昂大(たかひろ)(28)は春先に右ヒジを故障し、開幕前に手術しています。

夕刊紙記者 投手総合コーチの宮本和知(かずとも)(55)は異変に気付いているはずだけど、菅野には何も言えないらしいよ(笑)。実績で負けてるし、原監督の甥っ子だし、自分には指導者の経験がないし……って遠慮しちゃってるみたいだね。6月16日の日本ハム戦でも菅野は初回に3失点しているんだけど、宮本コーチは「エース復活だ!」とベタ褒(ぼ)めしてたし(笑)。

ライター メジャー移籍を視野に入れているだけに、菅野も故障は隠したいでしょう。ただ、キレも精度も失われたボールで抑えられるほど、プロは甘くはない。

藤浪が『夢をかなえるゾウ』

夕刊紙記者 ずっと「巨人は先発が弱点」だと言われているのに、フロントは丸佳浩(30)とかビヤヌエバ(28)とか、打者ばかり獲って、先発投手の補強は岩隈久志(38)だけだった。抑え候補としてクック(31)を入団させたけど、彼が3年前に右ヒジの手術をしているのを把握しておきながらGOサイン。結果、右ヒジ違和感で離脱ですよ。’17年まで先発の柱として大活躍していたマイコラスをカージナルスに獲られたときだって、ちょっと調べりゃ、シーズン終了後すぐに彼がマンションを引き払って離日したことはわかったのに「残ってくれると信じている」と何も手を打たなかった。巨人は首脳陣とフロントに問題大アリだね。

ベテラン遊軍記者 伝統の一戦のお相手、阪神の矢野燿大(あきひろ)監督(50)はヒット一本でいちいちガッツポーズする「矢野ガッツ」が話題になりました。「矢野ガッツ」グッズまで発売されましたが……どう思います? ライバル球団やOBは「高校野球じゃないんだから」と眉をひそめていますが。

テレビ局野球担当ディレクター 矢野監督は一見、優しそうに見えますが腹が据(す)わっていますよ。江本孟紀(たけのり)や山田久志ら大物に批判されているのを知りながら、あえて「勝って勝ってガッツポーズをしまくりたいね」「俺はガッツポーズするタイプの監督」と挑発していますから。

デスク 熱い男ですよ。二軍監督時代に「選手の力を引き出すにはどうすればいいか」と悩んでいた経験が生きている。今季、剛腕リリーバーとして一軍で活躍している守屋功輝(25)は昨年までファームで燻(くすぶ)っていた。彼に「お前の良さは何なんだ? 内角の真っ直ぐだろ!」と声を掛けて自信を付けさせたのが二軍監督時代の矢野監督です。選手全員に『夢をかなえるゾウ』(飛鳥新社)という書籍をプレゼントしたときには、さすがに番記者連中から「高校生じゃないんだから」「もっと大人向けの本を」というツッコミが入ったんですが……ノーコン病に苦しんでいた藤浪晋太郎(25)はみるみる表情が明るくなり、コントロールが良くなった。名将かもね(笑)。

夕刊紙記者 ただちょっとハイテンションすぎるかな。関西に住んでる人しかわからんローカルCMのネタを談話にぶっこんできたりするし(笑)。「勝つと興奮して眠れないんや……」と漏らしていたから、優勝したらぶっ倒れるのでは? 健康を考えたら現在の5割付近ぐらいの勝率がいいのかもね。

6月23日のソフトバンク戦に先発するも2回もたずにKO。菅野智之はマウンド上でうなだれた。右は宮本和知コーチ
師匠の野村克也氏にもたしなめられた”矢野ガッツ”。是非はさておき、ベンチのムードは前年より明るくなった

『FRIDAY』2019年7月12日号より

Photo Gallary3

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