謹慎処分でも吉本「闇営業」芸人たちが忘れた詐欺被害者への謝罪

泣きたいのは芸人やテレビ局じゃない 詐欺被害にあったお年寄りたちだ

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謹慎処分となった芸人たちは謝罪文を公表したが、その文面の中に詐欺被害者への謝罪の言葉はなかった

テレビ業界に詳しい広告代理店営業マンが言う。

「『アメトーク』(テレビ朝日)にはいま、スポンサーから『番組のテロップから企業の名前を外してほしい』という依頼が殺到しています。なかには、『もう降りる』と言っているスポンサーもある。今後の放送で、CMがすべてACジャパンに差し替えられるということすら起きかねない状況。番組自体も、10月の改編で打ち切られるのはほぼ決定です」

6月24日、特殊詐欺グループの宴会に参加し、ギャラを受け取っていたことを認め、吉本興業が所属芸人11人の謹慎処分を発表した。

本誌が初めて『雨上がり決死隊』宮迫博之(49)らの「闇営業」を報じたのは、6月7日。吉本が金銭授受の事実を認めず、処分を先延ばしにしたツケはあまりにも大きかった。

元毎日放送プロデューサーで同志社女子大学教授の影山貴彦氏が言う。

「スポンサーが撤退すれば、吉本に対し1番組につき数千万円の違約金が発生することもありえます。影響はそれだけではありません。吉本芸人たちの中には、処分された11人をかばうコメントをしている人も少なくありませんが、これについての世間の心証は悪い。今後、11人をかばったほかの芸人、ひいては吉本芸人全体のテレビでの露出が減少する可能性はあります」

処分された芸人たちは謝罪文を発表したが、事ここに至ってなお、「詐欺グループだとは知らなかった」と言い訳を繰り返した。

本誌は6月14日発売号で、『カラテカ』入江慎也(42)と『ロンブー』田村亮(47)と飲み会で同席し、「詐欺で稼いでいる」とはっきりと伝えたという詐欺グループ元メンバーの証言を掲載。忘年会・誕生会に出席した芸人たちが、特殊詐欺グループだと知っていて「闇営業」をしていた可能性は極めて高い。

また、元メンバーは「’13年から逮捕される’15年6月までに、詐欺グループは100億円以上を稼いだ。全国のお年寄り数千人を騙(だま)した」とも証言している。

「闇営業」のギャラの原資は、詐欺グループが全国のお年寄りから騙し取ったカネであることは紛れもない事実だ。宮迫をはじめとする「闇芸人」たちは、まずは詐欺被害者たちへ謝罪する気持ちを持つべきだろう。

吉本だけでなく、ワタナベエンターテインメントも所属芸人である『ザブングル』(2枚目)の謹慎処分を発表した。’14年に特殊詐欺グループの誕生会(3枚目)と忘年会(4枚目)に参加した吉本の「闇営業」芸人らとともに、長ければ来年春まで謹慎期間は続くと見られている

『FRIDAY』2019年7月12日号より

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