ジャニー喜多川氏の病状を“嵐”に語らせたジャニーズ事務所の計算 | FRIDAYデジタル

ジャニー喜多川氏の病状を“嵐”に語らせたジャニーズ事務所の計算

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所属タレントとして初めて、公の場でジャニ―喜多川氏の病状について語った嵐の面々
所属タレントとして初めて、公の場でジャニ―喜多川氏の病状について語った嵐の面々

6月18日に都内の病院に救急搬送されたジャニー喜多川氏が、「解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血」で入院していることが、7月1日に明らかになった。しかも、「嵐」の松本潤の口から発表されたことに、報道陣からも驚きの声が上がっている。

「7月1日から始まった、CDデビュー20周年を記念した嵐の展覧会の会見冒頭で語られました。会見がこの日に行われることは6月21日には決まっていましたが、この場でジャニー氏の病状を彼らが直接話すとは思いませんでした。会見場に入ったら、いきなり事務所サイドから“会見の冒頭で、松本が代表して話します”というレクチャーを受けたんです」(ワイドショー関係者)

ただ、松本から一方的に話す形で、報道陣からのジャニー氏の入院に関する質問はNG。しかも、テレビ番組やスポーツ紙などで取り扱う場合は、展覧会の模様もきちんと伝えることを条件とし、その上で、テレビではジャニー氏の顔写真の使用は禁止するという徹底管理ぶりだ。

「ジャニー氏が入院して以降、芸能マスコミの関心事といえば、彼の病状についてでした。7月5日には彼が作・構成・演出の舞台がスタートしますし、今回、嵐が囲み会見を行う中で、報道陣から病状についての質問が出ることは予想できた。その話題に報道が集中してしまい、展覧会の件がかすんでしまうのは、何としても避けたかったのでしょう。であるならば、質問される前に、松本がきちんと説明した方が、会見をうまくコントロールできるとジャニーズ側が判断したのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

だが、この会見前に、ジャニー氏の病状を明らかにする機会は、いくらでもあった。特に注目されていたのは、毎週日曜日の朝に放送されている、ジャニーズの大先輩である東山紀之が司会を務める情報番組『サンデーLIVE!』(テレビ朝日系)だ。

また、中居正広がアンカーを務める『ニュースな会』(テレビ朝日系)や、TOKIOの国分太一が出演する『ビビット』(TBS系)など、情報番組にタレントを送り込むジャニーズだからこそ、情報の出し方はいろいろと考えられた。もちろん、ホームページやFAXでの発表もありえた。

今回、会見とほぼ同時に、事務所からコメントも発表されている。だが、あくまでジャニーズ事務所がこだわったのは、嵐が自身の会見で語るということだった。

「嵐のマネジメントに関しては、ジャニー氏の姉であるメリー喜多川氏の娘・ジュリー藤島氏が大きな権限を持っている。一部のマスコミなどは、あたかもタッキーこと滝沢秀明が、ジャニーズの後継者のように書かれていますが、あくまでジャニー氏の社長の座を引き継ぎ、事務所をまとめていくのは、ジュリー氏でしょう。それを、内外に示すため、東山紀之や中居正広に病状を語らせるのではなく、自分の“子飼い”である嵐に、その大役を担わせたのです。そして、事務所の一番手の存在が“嵐”であることを、ほかのタレントに見せつける意味もあったと思いますよ」(芸能プロ関係者)

会見ひとつ取っても、裏には「政治的思惑」がうごめいているようだ――。

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