芸能界に矛先を変えた“税金ドロボー”丸山穂高議員の「皮算用」 | FRIDAYデジタル

芸能界に矛先を変えた“税金ドロボー”丸山穂高議員の「皮算用」

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すっかり”お騒がせ議員”として有名になった丸山穂高議員(18年)
すっかり”お騒がせ議員”として有名になった丸山穂高議員(18年)

「紅白すら出ていないようですが」

“芸能界の女番長”和田アキ子にこう言ってのけたのは、数々の不適切言動で日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員だ。

和田がラジオ番組で同議員について「変わった人」「この人が出るとあんまり画面を見ない。チャンネル変えますね」などと評したことに反発。6月29日に更新したツイッターで

《偶然の一致というか私も見ていて和田さん出たらチャンネル変えてますね。一緒で光栄です》

と皮肉交じりに述べた上で《というか最近はほぼテレビで姿見ないし、紅白すら出てないようですが》と挑発した。

和田は16年に通算39回出場していたNHK紅白歌合戦に落選。しばらくは大荒れだったというから、丸山議員のつぶやきは古傷をえぐるようなもの。和田を知る関係者は、

「以前、歌手の鬼塚ちひろさんがツイッターで和田さんに対し暴言を吐いたとき、和田さんが激怒し、側近のスタッフが鬼塚さんの所属事務所に乗り込んで厳重抗議しました。今回は果たしてどうなるか…」

と冷や汗混じりに語る。

怖いものなしの丸山議員はなおも止まらない。今度はフジテレビ系『バイキング』MCの坂上忍に食ってかかった。2日放送の同番組で、丸山議員がビザ無し訪問団で訪れた北方領土で元島民に「戦争しないとどうしようもなくないですか」と質問したことや、泥酔して卑猥な発言を連発したことが取り上げられると、番組放送中に《フジTVのバイキング、公共電波使ってまたまた宣伝ありがとうございます》とツイート。

続けて出演オファーがあったことを明かしつつ、

《司会してる坂上忍さんの飲酒運転で器物破損逃亡劇の件をやるなら少しばかりは検討しますけど、、残念だな~》

と、坂上の過去の不祥事を持ち出して挑発した。

丸山議員は一連の不祥事によって「適応障害」と診断されたという。和田や坂上への暴言はその影響なのか?それとも何らかの狙いがあるのか? 丸山氏を知る政界関係者が語る。

「もちろん、しっかり計算しています。彼が噛みつく相手は、アンチの多いタレント。大多数は『おまえが言うな!』でしょうが、ごく一部では『よく言った』という意見もある。北方領土を“戦争で取り返す発言”は前代未聞ですが、右寄りの方たちの中には『正論だ』という人もいる。作家の百田尚樹氏や高須クリニックの高須克弥院長なんかも、彼の発言自体をコキ下ろすことはしませんでした。丸山議員は“今後”を見据えた時に、そうした極端な方達の支持を得ようと考えているのでしょう」

同議員は5月24日から適応障害で2カ月の休養をとったが、6月25日に国会に突如姿を現し、衆院本会議で採決された安倍晋三内閣の不信任決議案に反対票を投じた。散会後は記者団に「体調は万全ではないが、非常に重要な採決なので、きちんと投票すべきだ」と説明し「最後まで野党はぶれていた。そんな姿勢では到底賛成できない」と熱弁をふるった。

「この期に及んで、丸山氏は自民党に接近したいそうです。自民党にも丸山議員と似た思想観を持つ人はたくさんいますから。不信任案に反対票を投じたのも、自民党へのアピールでは? 和田さんや坂上さんという、いわゆるアンチの多い大物にモノ申すのも、自民党の支持者ウケを狙ったものでしょうね。まあ、そんな彼の“皮算用”が通じるわけもありませんが(笑)」(同・政界関係者)

当然のことながら、現時点で自民党は丸山議員のことなど眼中にない。一般紙の政治部記者によると、

「誰も彼に関わろうとはしません。以前からですが、国会でも“独りぼっち”なことが多いですね。本人いわく『自分の信念に基づいて議員辞職はしない』そうですが、孤立する彼にできることは何1つありません」

という。6月6日には国会で糾弾決議案が可決され「国会議員の資格なし」との判断が下されたにもかかわらず、辞職するつもりはまったくない丸山議員。こうした“税金ドロボー”に国民はいつまで振り回されなくてはならないのか…。

 

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