G20で客人をもてなした雅子皇后の着物姿にどよめき
久々の着物姿にどよめきが
6月末、世界の首脳が日本に集まった。まず出迎えたのは、天皇皇后両陛下。G20大阪サミット出席を控え、東京に滞在したフランスのマクロン大統領夫妻を迎えて昼食会が催されたのだ。
「長らく欧米ではフランス語が外交における共通語でしたから、外交官だった雅子さまにとってフランス語はできて当然の言語でもある。マクロン大統領との会話は苦もなくつとめたでしょう」(皇室ジャーナリスト・神田秀一氏)
トルコのエルドアン大統領夫妻を迎えた時は雅子皇后の着物姿が注目を集めた。
「着物は帯で体を締めつけるため、疲れやすい。洋装でのお出ましが続いていた雅子さまが、あえて和装で出迎えたということは、体力的に相当自信がついたということです」(宮内庁担当記者)
混沌とする世界情勢のなか、外務省としては国際事情に精通する両陛下の「皇室外交」は大きな武器になっている。
「雅子さまが皇太子(当時)との結婚を決意した背景には、皇室に入っても仕事(皇室外交)はできるという思いがあったからと言われています。皇太子妃時代は体調不良で海外訪問もままなりませんでしたが、今は体調が回復して、積極的に公務を行えるようになった。皇室外交は日本人が考えている以上に諸外国に大きなインパクトを与えます」(霞が関関係者)
今後も日本外交の”切り札”という天皇皇后の役割が重要になっていくだろう。
『FRIDAY』2019年7月19日号より
- 写真:鬼怒川 毅(JMPA)