「独立許さない!」ジャニー氏死去で“ジュリー&メリーの逆襲” | FRIDAYデジタル

「独立許さない!」ジャニー氏死去で“ジュリー&メリーの逆襲”

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ジャニー喜多川社長の病状を発表した嵐。回復を望んでいたが、その願いは叶わなかった――
ジャニー喜多川社長の病状を発表した嵐。回復を望んでいたが、その願いは叶わなかった――

「独立や活動休止などの問題では、ジャニーさんの手前、これまでメリー氏が遠慮していた部分があるでしょう。ですが、事務所が危機となれば、SMAPの時と同様、なりふり構わず手を打ってくるはず」(ワイドショー関係者)

ジャニーズ事務所が揺れている――。

SMAPや嵐など、人気アイドルを数々育て上げた、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏が87歳で亡くなった。6月18日に「くも膜下出血」で倒れ、都内の病院に緊急入院。病院には多くの所属アイドルが駆け付けたが、ついに帰らぬ人となってしまった。

「ジャニーズ所属のタレントにとっては、間違いなくジャニーさんは“芸能界の父”と言っていい存在でした。SMAPのメンバーとマネージャーが17年に独立したときも、中居正広が事務所に残った理由は、ジャニーさんの存在があったのは間違いない。そんな“精神的支柱”を失ったことは、事務所にとって大きな損失ですよ」(芸能プロ関係者)

17年9月に香取慎吾などの元SMAPのメンバーが事務所を出たときも、彼らを“子ども”と表現し、

「親にしてみれば、子どもが成長していくことは非常にうれしいこと。いくつになっても親は親、子どもは子どもですから」

と、去り行くメンバーに温かいエールを送っていた。

そんな偉大なカリスマの跡を継ぐのは、ジャニー氏の姪であるジュリー藤島副社長だと言われている。

「ジャニーさんはタレントの発掘や育成、そしてプロデュースを担当。事務所の運営やマネジメントなどは、姉であるメリー喜多川副社長が行っていました。そして、彼女の娘であるジュリー氏が、社長に就任するのは規定路線です。タッキーこと滝沢秀明さんが“跡継ぎ”のように報じるマスコミもありますが、あくまでタッキーは“jr”と呼ばれるデビュー前の若手を育成・プロデュースする部門を任されたに過ぎない。なので、グループ企業全体をメリー&ジュリー氏親子が統治していくスタイルは、今後ますます強化されていくでしょうね」(テレビ局関係者)

18年に芸能界を引退した滝沢は「ジャニーズアイランド」の社長に就任。あくまで、グループ企業のトップであるだけで、グループ全体に力が及ぶワケではない。

現在、ジャニーズグループ全体の売り上げは1000億円を超えていると言われている。近年は渋谷や赤坂などの都内の一等地に不動産を取得し、総額は500億円とも。つまり、“金銭面”で見た経営基盤は盤石なのだ。

「事務所を支える大きな収入が2つあります。1つ目はファンクラブの年会費収入。極端な話、これはタレントが何もしなくても入ってくるお金。例えば“嵐”は250万人を超える会員数を誇りますが、年4000円の会費ですので、ざっと100億円が入ってくるんです。2つ目はコンサートなどのチケットが、ファンクラブを通しての直接販売ということ。チケット販売会社を通さないので、丸々、儲けとなります。これは、一朝一夕でできることでなく、長く培ってきたからこそできるシステムです。この2つの収入源が続く限り、事務所が傾くことはないでしょうね」(レコード会社関係者)

そのほかに、グッズやCDの売り上げ、タレントのテレビ出演料などが入ってくる。ジャニーさんが亡くなったからと言って、屋台骨がすぐに揺らぐことはない。

「後継者のジュリー氏は、TOKIOの初代マネージャーで、嵐や関ジャニ∞、Hey! Say! JUMPなどをメジャーグループに育てるなど、マネジメント能力は相当に高い。最近はテレビ局に姿を見せていませんでしたが、前までは積極的にタレントを売り込んでいました。当然、社長になれば挨拶を含めて、また足しげく営業するでしょう。彼女が来たら、断れないプロデューサーは多いと思いますよ」(前出・テレビ局関係者)

社長に就任するジュリー氏や、それを支えるメリー氏も、ジャニー氏の思いを受け継ぎ、事務所運営に“やる気満々”だという。

「ジャニーさんは、去る者は追わないというスタンスでした。彼らにも、必ず温かいメッセージを送っています。だが、経営面を任されていたメリー氏は、立場的にちょっと違う。それを許していたら、事務所が成り立たないという思いがあるのでしょう。ジャニーさんが亡くなったことで、くすぶっていた独立問題が再燃することは必至。でも、今までと違いかなりシビアな対応になると思いますよ」(前出・芸能プロ関係者)

思い出せば、ジュリー氏の社長の座を万全にするため、『週刊文春』の取材中にSMAPのマネージャーに対し「対立するならSMAPを連れて出て行ってもらう」と三行半を付きつけたメリー氏。事務所への思いは、ジャニーさん同様に熱い。この急場に次のような声も聞こえてきている。

「もしかしたら、ジュリー氏の“子飼い”である嵐の活動休止だって、延期になる可能性は十分にあると思いますよ」(ワイドショー関係者)

カリスマの訃報に揺れるジャニーズ事務所。今後の行方に目を離せない――。

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