タピオカブームの火付け役が明かす「女子に絶対バズる3要素」

いまなら「タピオカ・チーズ・芋」が最強

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JC、JK、JDはマジでみんな見てる

Twitterアカウント「りょうくんグルメ」のフォロワー数はなんと41万以上

Twitterアカウントを持っていれば、一度は『りょうくんグルメ@uryo1112)』の名を目にしたことがある人もいるのではないだろうか。

そのフォロワー数は驚異の41万超え。Instagram(@uryo1113)のフォロワー数約19万人とあわせて、総フォロワー数約60万を誇る(2019年7月15日時点)。

ひとたび情報をアップすれば、1万以上の『いいね』は当たり前。取り上げたお店は翌日から大行列ができるほど。現在のタピオカやチーズドッグのブームをつくり出したのも、『りょうくんグルメ』の力が大きいと言われている。

SNS上に数多あるグルメアカウントの中でも、抜群の知名度と影響力を誇るインフルエンサー。そんな『りょうくんグルメ』の“中の人”こと、りょうくんに話を訊いた。

「もともとこのアカウントは僕のプライベートアカウントで、ちょいちょい食べ物は載せてたんですけど、特にグルメアカウントってわけじゃなかったんですよ。でも、何気なく投稿した新大久保の『チーズドッグ』がいきなり20万『いいね』を超えて、僕のツイートから一気に人気に火がついた。そのアカウントを今の『りょうくんグルメ』に変えて、ツイートを始めました」

男女問わず幅広い年齢層からフォローされている『りょうくんグルメ』だが、なかでも10~20代女性からの支持は絶大だ。

「若い世代の女の子たちは『いいね』を押すこと、情報を拡散・共有することにためらいがないし、反応速度も速い。ですから、僕も彼女たちの間で流行しているものを意識して多く発信するようにしています」

りょうくんの取材に同行。この日は池袋のタピオカ専門店「悠茶」に訪問したのだが、行列に並んでいると、ファンの女子高生がすぐに気づき、一緒に写真を撮る展開に。まさに10代女子にとってのインフルエンサーだ。

しかし、トレンドに敏感な彼女たちを惹きつけ、なおかつ“バズり”を生み出すのは、思っている以上に容易なことではないはず。りょうくんは、いったいどうやって最先端の流行をいち早く見つけ出しているのだろうか。

とにかく大事にしているのは情報収集です。Twitterはノイズが多いので、情報を集める場所はコミュニティが限定的で明確なInstagramがメイン。1日に最低でも6時間以上かけて、流行りそうなものや美味しそうなものを探し回ります。最近は現実世界よりSNSの世界で生きている時間のほうが長いくらい(笑)。

街を歩いている時も、若い子がどんなものに興味を惹かれているかをチェックするし、飲食店の看板などからもトレンドの兆候をキャッチしています。ほかにも、DMに飛んでくる『いま学校でこんなのが流行ってます』という生の情報も参考にすることもありますね。とにかく、リサーチに時間を割いています」

りょうくんの努力はそれだけではない。ほぼ毎日欠かさず投稿を行っていること、さらに写真の撮り方や見せ方など、細部にまで行き届いたさまざまな気配りで、フォロワーの心を掴んでいる。

同じジャンルの料理がタイムラインに並ばないよう毎日バリエーションをつけているし、料理のサイズ感をよりわかりやすく伝えるため、友達にお願いして料理を持ってもらったりもしています。どうしたらみんなに喜んでもらえるか、楽しんでもらえるか。そんなことを一日じゅう必死に考えています」

美味いだけの「中華」はバズんない

そのこだわりが投稿のクオリティを高めているとはいえ、入念に調査し、実際に店を訪ね、撮った写真を毎日アップするのは大変ではないのだろうか。

「自分を面倒がらせないための工夫もしているんです。たとえばTwitterの『まじでこの世の全ての○○好きに教えてあげたいんだが…』から始まる文言は、毎回文章を考える手間を省くために考えたんですよ。それだけじゃなくて、読み手にインパクトを残す文章にしたほうが、RT(リツイート)してもらいやすくなるんです

いまでこそ「どうしたらバズらせられるか、何を載せれば話題になるか手に取るようにわかる」と自信たっぷりに語るりょうくんだが、その境地に至るまでは数え切れないほどの挑戦と失敗を繰り返してきた。

「最初の頃は手探り状態だったので、ありとあらゆるジャンルの料理を片っ端から試しました。苦労のわりに“いいね”が付かなくてガッカリする日もあったけど、ひたすらトライアンドエラーを重ねたおかげで、いろんな知見が得られました。

たとえば、場所。都内でも、若い子があまり行かない地域のお店を紹介してもダメなんです。渋谷や新宿、新大久保とか、誰もが知っている街のほうがいい。それから、中華料理やラーメンはバズりにくいこともわかりました。若い子たちは中華料理というとチェーン店か中華街に行って食べるものだというイメージがあるそうで、街の中華料理店には入らないんです

さらに意外なことに、スターバックスなどのチェーン店も反応はイマイチだという

「公式が情報を大量に拡散するうえに味も保証されていますから、あえて僕が紹介する意味がないということなんでしょう。みんなが知らない、そのうえ美味しいという驚きこそが、爆発的なシェアを生むんです」

逆に、いまの日本の若い女の子たちが100%反応する“バズり確定フード”についても尋ねてみた。

「試行錯誤の末にたどり着いたのが、タピオカ・チーズ・芋の『3要素』。特に芋は、じゃがいもにしろ、さつまいもにしろ、種類を問わず間違いなくバズります。芋のメニューを載せると『これ食べたい!』ってめちゃくちゃDMが飛んでくるし、載せてない時も『芋が食べたい!』って急かされるくらい(笑)」

群雄割拠、戦国時代のSNSグルメ界を席巻する『りょうくんグルメ』。大人気アカウントを運営するうえで、りょうくんがいちばん大事にしていることは何なのだろうか。

「『りょうくんグルメ』では、実際に食べて、本当に美味しいところだけを紹介します。そこで嘘をついてもフォロワーが離れていくだけで意味がない。ちゃんと自分で調べて、きちんと味わったうえで紹介しています。なんなら食べたあと健康維持のために毎日ジムにも通っていますからね(笑)。『りょうくんグルメ』は、友達3~4人で集まったら1人くらいいる“グルメに詳しい奴”みたいな存在でいたいと思ってるんです

現在では、メディアからの出演オファーや講演依頼、メニュー監修、商品開発といった仕事も多く舞い込んでいるりょうくん。今後は地元・仙台のお店紹介やグルメを通じた地域貢献も行いたいという。さらに将来の展望について聞いてみると、なんと驚きの野望が。

僕、『食べログ』と並ぶくらいのグルメサイトを作ることが目標なんです。そこに向けて突き進んでいくつもりです。多分、僕ならやれるんじゃないかって信じているんです

『りょうくんグルメ』は、グルメ界の雄・『食べログ』の牙城を崩す風雲児となるか。

 

最後に『りょうくんグルメ』中でも反響が大きかったお店&おすすめ5店をご紹介!

①高円寺「ジュールヴェルヌコーヒー」合計いいね数:147,226  (Twitter:130,758、Instagram:16,468)

②有楽町「6th by oriental hotel」合計いいね数:92,577(Twitter:74,639、Instagram:17, 938))

③渋谷「波の」合計いいね数:67,659(Twitter:55,896、Instagram:11, 763)

④鶯谷「月光」 合計いいね数:59,529(Twitter:49,107、Instagram:10, 422)

⑤新大久保「無鉄砲」 合計いいね数:48,707(Twitter:36,683、Instagram:12, 024)

  • 取材・文井上華織

Photo Gallary2

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