中2刺殺事件 仲良し同級生に20回以上つねられ殺意が芽生えた

埼玉・所沢市発 同じ卓球部に所属していた親友を殺害。トラブルの裏にあった歪んだ友情

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事件現場となったAの自宅。事件当日、本郷さんは一緒に試験勉強をするためAの自宅を訪れていたという

「引っ越してきたばかりのウチの子と最初に遊んでくれたのが(本郷)功太郎だった。家庭の事情はわからないけど、よく平日でも『家に泊まっていい?』と聞かれたよ。家に一人で居たくなかったのかね。功太郎は加害者の子と仲が良くて、加害者の子の顔写真をスマホの待ち受け画面にしてたくらい。そんなに仲が良かったのに、なんで殺されないといけなかったのか……」(本郷さんの近所の住民)

7月5日、所沢市(埼玉県)で中学2年生の本郷功太郎さん(享年13)が同級生の男子生徒A(14)に包丁で刺され死亡した。Aは殺人容疑で送検された。

 

現場はAの自宅の居間。玄関までは本郷さんが逃げた足取りを示すように血痕が残され、凶器の包丁は、Aが血を洗い流したのかキレイなまま台所に戻されていたという。前出の住民が続ける。

「功太郎には妹さんがいてね、事件の後にウチに来たんだよ。『お兄ちゃんは頭の後ろと、首とお腹と心臓を刺されたみたい。苦しまなかったかな、痛くなかったかな』と言っていた。私の前では一切涙を見せなかったな。本当に気の毒だ」

Aと本郷さんは小学校からの同級生で、中学でも同じ卓球部に所属していた。周囲からも「仲の良い友人」として見られることが多かったというが、ここ最近はうまくいかないことが増えたようだ。Aは犯行の理由をこのように語っている。

「教科書を隠されたことを(本郷さんに)問い詰めたが否定されケンカになった」

Aが本郷さんに抱いていた反感について、Aの近所に住む男性はこう述べる。

「Aは5人兄弟の末っ子で、両親は共働き。Aの自宅は5人ほどの仲間が集まる溜まり場になっていて、本郷くんも仲間の一人だった。ただ、本郷くんは元気が良すぎるというか……。Aの家の門の鍵が閉まっていると、扉をガチャガチャさせながら大声で『A~! 開けろ~!』と叫ぶことが何度もあったみたいで。Aは大人しい子だから、彼のそういうところが苦手だったのかもしれないですね」

Aは「(本郷さんに)20回以上つねられた」とも供述しており、ただの「仲良し」ではなくなっていたことが窺(うかが)える。

はたしてAは今後、どのような処分を受けることになるのだろうか。

「少年法によれば14歳以上は刑事処分を受ける可能性がある。今回の加害者も殺人という重大事件を起こしたため検察庁で取り調べを受けるはず。しっかり刑事責任を負わせたうえで、今後の人生を歩ませるべきでしょう」(元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏)

自分の犯罪と正面から向き合う――それが更生への第一歩だということは、大人も子供も変わらないはずだ。

亡くなった本郷功太郎さん。近所の年下の子供と遊んでいる姿が見られるなど、優しい印象の少年だったという

『FRIDAY』2019年7月26日号より

Photo Gallary2

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