宮迫博之 前科3犯・半グレ金塊強奪犯と「ギャラ飲み」現場写真 | FRIDAYデジタル

宮迫博之 前科3犯・半グレ金塊強奪犯と「ギャラ飲み」現場写真

福岡で7億6000万円相当の金塊が強奪された事件の3週間後、という衝撃証言

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大阪・北新地にある人気のキャバクラにて、宮迫博之は金塊強奪犯たちと自分の決めポーズで記念撮影をした
大阪・北新地にある人気のキャバクラにて、宮迫博之は金塊強奪犯たちと自分の決めポーズで記念撮影をした

まずは上の写真を見てほしい。高級クラブのような店内で、持ちネタのポーズで両手の人差し指を突き出す人物は、言わずと知れた宮迫博之(49)。振り込め詐欺の犯罪集団のパーティで「闇営業」していたことが発覚し、現在謹慎中の人気芸人である。

宮迫の右側で笑みを浮かべながらも、鋭い眼光が印象的な短髪の男性。反社会的勢力の住民が集う闇社会では誰もが知っている超有名人、野口和樹被告(43)である。野口被告は現在、ある凶悪事件で逮捕され、福岡拘置所で身柄を拘束されながら、判決を待つ日々を送っている。

なぜ野口被告は逮捕されたのか、事件の詳細は追って説明するとして、まずはこの「記念写真」が撮影された当日の様子を伝えておこう。

’16年7月27日の夜9時過ぎ、野口被告は友人たちと大阪の繁華街、北新地にあるキャバクラを訪れていた。

「彼(野口被告)らのグループは男性陣が4人ほどでした。彼らが座ったテーブル席の奥にある個室で宮迫さんが仲間と飲んでいたんです。男性4人の中の一人が宮迫さんと知り合いだったみたいですね。宮迫さんが彼に気づいて挨拶していた。そこで一緒に乾杯しようということになって、高級なシャンパンを注文していました」(目撃していた店の関係者) 

お互いのシャンパングラスを重ねた後、宮迫は野口被告らとの記念撮影に応じた。野口被告は上半身に和彫りの入れ墨を入れており、このときは半袖を着ていたため、入れ墨が明らかに見えている状況だったという。

「この席には上半身にびっしり入れ墨が入っている半袖の男性が二人いたんです。宮迫さんも彼らが普通の仕事をしていないことには気づいたと思います。彼らは宮迫さんに挨拶していましたし、乾杯の後はしばらく談笑していましたから。あと印象に残っているのは、宮迫さんが帰る際に、同席者の一人が謝礼を渡していたことです」(前出・関係者)

野口被告のグループのメンバーから金銭を授受していたとなると、「たまたま同席しただけ」という言い訳は通用しなくなる。前出の目撃者は、本誌にこう証言するのだった。

「同席していた男性が現ナマの札を数えて、宮迫さんに『ハイ』と渡していたんですよ。数えていたところを見ていた感じだと5万~10万円だと思います」

グラビアアイドルや芸人が一般人と酒食をともにして、その謝礼としていくばくかの金銭を受け取る行為を「ギャラ飲み」と言う。本誌が得た目撃証言が正しければ、宮迫は犯罪者グループの「ギャラ飲み」に参加して、10万円程度の小遣いをもらっていたことになる。

その真相を追究する前に、ここで、野口被告が逮捕・起訴された「福岡金塊強奪事件」に触れておこう。

’16年7月8日、福岡県・JR博多駅近くにあるビルの1階で会社役員らが運搬していた約7億6000万円相当の金塊をアタッシェケースごと、6人組の男に強奪された。この事件の実行犯であり、主犯格だったのが、野口被告なのである。

上の写真が撮影されたのは、事件発生から約3週間後のことだ。野口被告は’17年5月に逮捕される。

野口被告は、福岡金塊強奪事件の実行犯の一人である実兄・直樹被告(45)とともに、地元である愛知県・名古屋では「半グレ」として知られた存在だった。

「『野口兄弟』は指定暴力団・六代目山口組弘道会を後ろ盾にした自動車窃盗団のリーダー格で、和樹は前科3犯です」(全国紙地元支局記者)

野口被告は正真正銘の凶悪犯なのだ。

「金塊強奪事件の一審で野口は懲役9年の判決を受けて、控訴しています。野口は、今回の事件は盗まれたと見せかけるためのヤラセで、金塊のオーナー側とは合意があったと主張しているんです。背後には闇社会の複雑な構造が見え隠れしており、二審では野口側が申請している新たな証人の出廷が認められるかが、ポイントになります」(地元紙デスク)

本誌は宮迫博之の「ギャラ飲み」現場写真の真相を聞くべく野口被告の弁護人に接触した。弁護士の回答は、「写真に写っているのは野口被告に間違いありませんが、詳しい内容について取材には応じられません」というものだった。

反社との距離の近さ

今回の記事の本筋からはそれるが、「吉本興業闇営業」をスクープして以来、本誌編集部には、数多くの情報提供が入っている。そのうちのひとつが、2枚目の写真である。これは昨年7月に千葉県の海水浴場で撮影された。写真の中央にいるのが、『カラテカ』の入江慎也(左)と『ザ・パンチ』のパンチ浜崎(右)だ。

この写真撮影の経緯を知る「海の家の関係者」が語る。

「入江さんたちはウチの店を利用してくれました。店内には入れ墨の入ったお客さんもいたのですが、入江さんはまったく気にする様子もなく、2時間以上も楽しそうに世間話をしながら一緒に生ビールを飲んでいました。会計はお店と入れ墨のお客さんからのおごりでしたね」

入江は犯罪集団と吉本芸人を結びつけた張本人で、本誌の報道直後に吉本興業を解雇されている。この写真はいわゆる「闇営業」とは無関係であり、金銭のやりとりや、「反社」との密接交際を立証するものでもない。しかし、入れ墨を誇らしげに見せつける男たちとにこやかに写真撮影に応じる姿は、入江のみならず、吉本興業の芸人たちと暴力団などの「反社」の距離の近さを象徴するものではないだろうか。

暴力団情勢に詳しいジャーナリスト・森功氏はこう断じる。

「宮迫さんは裏社会のネットワークや人脈のあり方を知ったうえで、確信犯的に付き合っているという疑いをもたれても仕方ないでしょう。反社とは関わらない、近づかないという前提の感覚が彼らに欠如していることが問題です」

吉本興業は本誌の取材に対して、無回答という不可解な態度を貫いている。最初から誠意ある態度で調査を進め、事実を公表していたら、多くの芸人が謹慎に追い込まれることはなかっただろう。

「闇営業」の実態が明るみに出て一番怒っているのは、振り込め詐欺の被害者だ。そして、一番悲しんでいるのは、ウソの説明を鵜呑みにさせられた吉本芸人のファンたちではなかろうか。当事者たちが公の場に出てきて皆が納得する説明なり、謝罪なりをしなければ、事態は収束しないのだ。

上半身にびっしりと入れ墨が入った男性たちに交じり、吉本芸人の入江慎也(中央左)とパンチ浜崎(中央右)はにこやかな笑顔を浮かべていた
上半身にびっしりと入れ墨が入った男性たちに交じり、吉本芸人の入江慎也(中央左)とパンチ浜崎(中央右)はにこやかな笑顔を浮かべていた
「闇営業」をスクープした本誌から最初に直撃取材を受けた際、宮迫博之は「カネはもらってない」と言い張った。これがウソの始まりだった
「闇営業」をスクープした本誌から最初に直撃取材を受けた際、宮迫博之は「カネはもらってない」と言い張った。これがウソの始まりだった

『FRIDAY』2019年8月2日号より

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