阪神・藤浪晋太郎 四死球連発の原因は“黒田博樹の一喝!”

藤浪の制球難はいっこうに直る気配がない。8月1日の中日戦で今季一軍初登板も8四死球の大乱調。阪神にエースに何があったのか。

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8月1日の中日戦で木下拓哉に2度目の死球を与え謝る藤浪晋太郎。プロ通算50勝をあげている元エースは今季いまだ未勝利

「ちょっと制御しきれないというか……。ファンの方々の期待に応えることができず、悔しい投球となりました」

報道陣の前に姿を現した阪神の藤浪晋太郎(25)には、まったく覇気がない――。

背信の投球だった。今季一軍初登板となった8月1日の中日戦で、藤浪は初回からフォアボールを連発。5回途中までに8四死球を与える大乱調ぶりで、即、二軍降格となったのだ。

「結果は1失点ですが、荒れ球を恐れ中日の打者が踏み込んで打てなかったのが現実です。捕手の木下拓哉など2度もデッドボールを受け、呆れたような表情をしていました」(スポーツ紙担当記者)

藤浪の制球難は今に始まったことではない。今季3月に行われた中日とのオープン戦では、4四死球2暴投と大荒れ。無期限の二軍調整が決定したが、ファームでも8試合に登板し14四死球を与えている。前出のスポーツ紙記者が語る。

「藤浪が制球難になったキッカケは、’15年4月の広島戦です。当時まだ現役だった、レジェンド黒田博樹が打席に入った時のこと。藤浪は2球続けて内角へすっぽ抜けの球を投げてしまったんです。ビーンボールをよけるために、2度も尻もちをついた黒田は激怒。『オラッ!』と一喝して藤浪に詰め寄り、乱闘寸前の騒ぎになりました。藤浪は帽子をぬいで謝りましたが、マウンドで震えが止まらなかったそうです。ベンチに戻っても藤浪の表情は青ざめたまま。以後、暴投を気にするあまりコントロールを完全に乱してしまった。同年から、2年連続でリーグワーストの四死球数を記録してしまいました」

球団OBやコーチが、入れ替わり立ち代わり指導するが制球難は克服されない。

「一時はサイドスローに変更するなど試行錯誤するうちに、本人はパニック状態になってしまったようです。『あれこれ悩んでいると黒田さんに恫喝されたシーンがフラッシュバックし、恐怖心が起きる』と話していましたから。阪神という関西の人気球団にいることも、マイナスに作用しています。なかなか一軍に上がれない状況を『(二軍の本拠地)鳴尾浜の帝王』などと書かれ、マスコミ不信に陥っている。完全にヤル気をなくしてしますよ。公には口にしませんが、環境を変えるため本人はトレードを望んでいると思います」(球団関係者)

阪神の元エースで野球評論家の藪恵壹氏は「長い目で見たほうがいい」と話す。

「今季初登板の1試合で結果を出すのは酷でしょう。8月までずっと二軍にいたのですから、もう1試合ぐらい一軍で登板させるべきでした。トレードの話も聞きますが、阪神が手放さないと思います。もともと素質のある選手なので、他球団で活躍する可能性もある。そうすれば球団の責任問題になりますからね。本人が直訴しないかぎり、現実的ではありません」

大谷翔平とともに甲子園を沸かせた元エースが、復活のキッカケを掴めずもがき苦しんでいる。

 

  • 写真時事通信社

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