「アホ、カス、バカ」パワハラ足立康史議員の秘書が“怒りの告発” | FRIDAYデジタル

「アホ、カス、バカ」パワハラ足立康史議員の秘書が“怒りの告発”

永田町では有名なパワハラ議員の「居直り」ぶり

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支持者や政治記者の間では「愛想が良い。話しやすい」と評判の足立議員だが、秘書の前では豹変するという
支持者や政治記者の間では「愛想が良い。話しやすい」と評判の足立議員だが、秘書の前では豹変するという

「たとえば、休日にいきなり、『〇〇さんと連絡を取りたいから携帯を調べろ』と足立議員から電話がある。どこに聞けばいいのかわからず困っていると、5分置きに電話が鳴って、『早く調べろと言ってるだろ!』と怒鳴られる。『休日なので……』なんて言おうものなら、『頭が悪いからだろ!』と罵詈雑言を浴びせられます」(元政策秘書の男性)

「戦争発言」の丸山穂高や秘書への暴行疑惑の石崎徹に続き、またしても問題議員が見つかった。

「日本維新の会」(7月31日現在)の足立康史衆議院議員(53)。京大大学院を経て、’90年に通商産業省(現・経産省)に入省、’12年の衆院選で初当選した3回生議員だ。官僚出身のエリート代議士によるパワハラは、差別表現すら飛び出す極めて悪質なものだった。前出の元政策秘書が続ける。

「足立議員の口癖は、『アホ、キチガイ、カス、バカ』。土日でも深夜3~4時でもかまわず電話をかけまくってきて、出るのが少しでも遅れると、この4フレーズで罵ってくる。四六時中暴言を浴びせてくるので、足立議員は事務所スタッフの間で『A(アホ)K(カス)B(バカ)46』と呼ばれていました。

パワハラは暴言だけではありません。少しでも作業に手間取ろうものなら、足立議員は手に持っていた書類や本を投げつけてくるんです。人前でもお構いなし。私がモノを投げつけられている姿は、大勢の議員が目撃しています」

国会議員は公金で3名の公設秘書を雇うことが認められている。足立議員は公設第一、第二を地元・大阪に、政策秘書を東京の事務所に置いていた。足立議員をよく知る維新のベテラン議員が語る。

「パワハラする相手は主に政策秘書。ヒドすぎて、足立のところは政策秘書がコロコロ代わると有名でした。私が知っている秘書は、最初が3週間、その次は3日、その次は2週間で辞めた。直近まで働いていた人はできた人で、3年ほど頑張った。でも結局、ストレスで血圧が上がりすぎ、ドクターストップがかかって今年の2月に消えてしまった。4月から新しい政策秘書を雇っているけど、ほとんど姿を見たことがない。悪評が広まって秘書のなり手が見つからず、形だけ籍を置いているんでしょうね」

暴言やモノを投げつける行為は、紛れもないパワハラだ。だが、本誌の質問書に対する足立議員の回答は、居直りとしか思えない衝撃的な内容だった。

「政策秘書は秘書団の中でも最高の報酬を税金から頂戴している立場であり、当該秘書の怠慢により政策秘書に相応しいパフォーマンスを示せない場合には、管理者として厳しい指導をすることは、むしろ当然と考えています。そうした中で『アホ、ばか』という表現を用いることもありますが、それは人格を否定するためでなく、愛情表現としての『アホ、ばか』ですので、誤解なきよう宜しくお願い申し上げます」

日本社会では暴言・暴力が愛情という言葉で誤魔化され、許容されてきた苦い時代がある。時代錯誤の人間に、衆議院議員としての資格があるのだろうか。

足立議員のパワハラについて語る元政策秘書。本誌はこの男性の他にも、複数の元秘書から同様の証言を得た
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次々と辞めていくためか、SNSでスタッフを募集したことも
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『FRIDAY』2019年8月16日号より

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