38歳阪神・鳥谷 引退危機の窮状も現役続行の「意外な一手」

出場機会が激減している鳥谷敬。背水の陣にあるタイガース一筋16年の男が、再起を期すために苦汁の決断をする可能性が出てきた。

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今季オープン戦は好調だったが正遊撃手の座を木浪に明け渡している阪神・鳥谷敬。8月20日現在、打率は1割台に低迷し本塁打、打点、盗塁ともにゼロだ

「『調子どうや?』と聞いたら、『元気です!』と笑顔で話しとったよ。38歳になったけど、誰よりも早く球場に来て走りこんどる。引退するつもりの選手なら、そこまで練習せんでしょう。世代交代を図るチーム事情で、出場機会に恵まれていないだけ。まだ足も衰えていないし、チャンスを与えれば十分活躍できると思いますよ」

阪神でコーチ経験のある野球評論家の達川光男氏が語る。

達川氏が「まだ活躍できる」と評価するのは、阪神のベテラン・鳥谷敬(たかし、38)だ。通算2000本安打を達成した鳥谷だが、今季はレギュラーとしての出場機会が激減。代打での起用が多くなり、引退の危機に瀕している。

「当然、本人に危機感はあります。昨年オフの契約更改では『野球を続けられるか、辞めざるをえなくなるか大事な1年になる』と話していましたから。背水の陣でハードな練習に臨み、調子は相当いいようです。普段は寡黙で報道陣の取材にも言葉少なですが、今季は自分から『最近注目している選手は誰?』などと話しかけています。ただ矢野耀大(あきひろ)監督は木浪聖也や糸原健斗ら若手を積極的に起用しているので、なかなか活躍の場が与えられない。本人が現役続行を希望しても、これだけ出場機会が減れば4億円という高額年俸がネックになり球団が引退をうながすかもしれません」(スポーツ紙記者)

鳥谷が苦しい立場にいるのは間違いない。前出の達川氏は、「環境を変えるのも一つの手」と話す。

「阪神で厳しいようなら、他のチームに活躍の場を求めるのもエエと思いますよ。例えば角中勝也ら主力がケガで調子を落としがちで、左の好打者が不足しているロッテ。指名打者なら守備への負担も減ります。阪神で首位打者や打点王のタイトルを獲得した今岡誠が、ロッテに移籍し’10年のクライマックスシリーズで大活躍した実績もありますしね」

現実味はあるのだろうか。

「可能性は十分あります。鳥谷は同じショートで走攻守三拍子そろったロッテの井口資仁監督を、現役時代から尊敬していました。早大2年生の時には、井口が在籍していたダイエーの春季キャンプに参加。プロに入ってからも、毎年沖縄で井口と自主トレーニングをして食事にも頻繁に行っているんです。’14年に鳥谷が行使した海外FA権も、メジャー経験のある井口が『チャレンジしてみたら』と背中を押したのが一因と言われています。阪神で戦力外となれば、鳥谷の才能を高く評価し、常々『若手は手本にすべき』と話している井口監督が獲得に乗り出してもおかしくありません」(前出・記者)

タイガース一筋16年目のシーズンを迎えた男は、このまま阪神に骨をうずめるのか、新天地で再起を期すのか。決断の時は迫っている。

  • 写真時事通信社

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