掟破り、過激、蛇! 米音楽イベントのファッションチェック
MTV主催の音楽イベント『MTVビデオ・ミュージック・アワード(以下、VMAs)』が、8月26日(現地時間)に開催された。
VMAsといえば、ホンモノの大蛇を肩に抱えて登場したブリトニー・スピアーズ(2001年)に始まり、レディー・ガガの生肉ドレス(2010年)や、マイリー・サイラスの見せすぎドレス(2015年)など、掟破りな“とんでもコスチューム”が量産されていることでも知られる。
今年のVMAsを盛り上げたフォトコールファッションをチェックしてみよう。
Topic1:過激&ゴージャスなスターたちのルック
そこにいるだけで授賞式の雰囲気が一変! オーラ満点の大御所スターの装いは、やはり華があってゴージャス。
新曲を2曲もパフォーマンスしたテイラー・スウィフトは、最優秀ビデオ賞とビデオ・フォー・グッド賞を獲得。’80s調のジャケットワンピで貫禄を見せつけた。
コラボ曲の『セニョリータ』を披露したショーン・メンデスとカミラ・カベロは、揃ってフォトコールにも登場。
BTSとのコラボでベスト・K-POP賞を獲得したホールジーは、会場に来られなかったBTSの分も存在感を発揮。
Topic2:まさかの“ヘビ”かぶりが大発生!
2001年のブリトニー・スピアーズがネタ元(!?)なのか、ヘビを連れたセレブの姿が目立った。
実際にヘビを連れてきたのが、若手アーティストのH.E.R.(ハー)とYouTuberのタナ・モジョ。
リアーナも期待を寄せる新鋭のH.E.R.は、炎上系の嫌われYouTuberとネタかぶりするという憂き目に。とはいえ、リル・ナズ・Xがヘビのピアスを、シンガーのノーマニがヘビのリングを着用するなど、今年のVMAsはヘビそのものが大流行した。
Topic3:インパクト抜群のベストルック
授賞式を盛り上げた個性派たちは、ひと目見たら忘れられそうにない! 一見キワモノながら、その純粋なポリシーやスピリットはトップスター並み。今後の活躍が期待できそうだ。
大柄ボディを強調するスタイルがポジティブだと多くの共感を集めている遅咲きの新人リゾは、ドラァグクイーンさながらの派手ドレスをチョイス。パフォーマンスでは、レオタード姿も披露して会場を熱狂させた。
トランスジェンダーの美容YouTuber、ニキータ・ドラゴンは、「3人のボーイフレンドを“雇用”」して会場にお出まし!
ラッパーのジャスティナ・ヴァレンタインは、“NASTY WOMAN(=嫌な女)”とペイントされたラバースーツを着こなし、シンガーのエイバ・マックスはスーパーウーマン風にマントを翻して登場した。
- 文:原西香
(はら あきか)海外セレブ情報誌を10年ほど編集・執筆。休刊後、フリーランスライターとして、セレブまわりなどを執筆中