石原さとみ「旬は終わった説」浮上も、あの“おっさん”が救世主に

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ドラマ『HEAVEN?〜ご苦楽レストラン〜』では、謎の多いレストランオーナー役を演じている石原

「石原さとみは、ピークを過ぎた!?」

そんなニュースが、今月のネットニュースに登場。その影響を受けて「石原さとみ 離れ」のキーワードがネット上では躍り、ファンの間では衝撃が走った。

その根拠とされるのが、現在放送されている石原さとみ主演のドラマ『HEAVEN?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系)の平均視聴率が、初回10.8%以降、右肩下がりであること。

このままでは全話平均視聴率、一桁台も確実なことから、昨年放送された石原主演のドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)に続く視聴率低迷に、”石原さとみ ピークアウト説”がにわかに囁かれる結果となった。

しかしこれには、異論を唱える声も上がっている。

「確かに世帯視聴率こそ下がっていますが、個人視聴率は男性女性ともに伸びており、今後は個人視聴率を重視する傾向にあることから、”ピークアウト”と判断するのは時期尚早ではないでしょうか」(広告代理店関係者)

さらにこの作品は、石原自身が出演を希望したものではない、との声もある。

「このドラマは、石原演じる風変わりなオーナーと個性溢れる従業員たちが巻き起こすフレンチレストランコメディー。原作は『動物のお医者さん』などで知られる佐々木倫子さん原作のコメディーマンガ。この作品のファンだった瀬戸口克陽プロデューサーが、‘03年の連載終了後に映像化の許諾をとっていたモノを、今回満を持してドラマ化。“16年前よりも今の時代にこそ届けたい”とする瀬戸口P肝入りのドラマなんです」(制作会社プロデューサー)

瀬戸口プロデューサーといえば、ドラマ『花より男子』シリーズ、『99.9%―刑事専門弁護士―』『華麗なる一族』などを手掛け”高視聴率男”と呼ばれるヒットメーカーだ。

「‘18年1月期に主演した野木亜紀子脚本のドラマ『アンナチュラル』(TBS系)、7月期に主演した野島伸司脚本のドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)と、30代を迎え、石原は原作ものではなくオリジナル脚本にこだわっています。特に『高嶺の花』は、野島氏を口説き8年越しで実現にこぎつけました。今回は石原主導ではなく、あくまで瀬戸口Pに口説かれて、出演に踏み切ったと考える方が妥当なのでは……」(前出・制作会社プロデューサー)

‘03年、NHK朝ドラ『てるてる家族』のヒロインを勝ち取り、石原は10代から恋愛もので頭角を現した。その後、”女子力”高めのキャリア女性を演じて”視聴率女王”として活躍するに至ったが、そんな彼女を作り上げてきたのは舞台での経験ではないか。

「そのきっかけを作ってくれたのが、21歳の時に主演したつかこうへい作・演出の『幕末純情伝』。この舞台で、”純情にして淫乱”な沖田総司役を演じ、”自分の殻を捨てていろんな自分になる”快感に目覚めた石原は、つかさんからも絶賛されています。さらに翌‘09年には井上ひさし作による『組曲虐殺』にも出演。この芝居で石原は、台本が出来上がったのが、初日の4日前という修羅場も経験しています」(舞台関係者)

ところが師と仰ぐ、つかこうへい、井上ひさしの両氏が2010年に相次いで他界。

「その後も劇団☆新感線プロデュースの舞台『港町純情オセロ』、俳優・佐藤健と舞台『ロメオ&ジュリエット』などに出演するも、両氏を失った喪失感を埋めるには至らなかったと思います」(前出・舞台関係者)

そんな中、9月から始まる舞台での石原さとみと吉田鋼太郎との出会いは、まさにミラクルといえるだろう。現在公開中の映画『おっさんずラブ』を始め俳優として活躍する吉田は、シェイクスピアやギリシア悲劇など海外の古典を演じられる俳優として定評がある。さらに、‘17年からは亡くなった蜷川幸雄の後を継ぎ「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の芸術監督を務め、演出家としても評価が高い。

また蜷川作品へ出演する機会の多かった藤原竜也、小栗旬たち若手俳優との親交も深く、石原にとっても大きな刺激になることは間違いない。

「しかも取り上げる作品は、吉田と親交の深い人気劇作家・長塚圭史の戯曲『アジアの女』。9月6日からシアターコクーンで上演されますが、物語は災害に見舞われ、崩壊した町で半壊した家に住み続ける兄と妹。かつて精神を病んでいた石原演じる妹・麻希子は、ボランティアと称した売春組織の元締めの誘いに乗り、生活のために働き出すといったスリリングな展開。この戯曲を読んだ石原は『この舞台に出たい、このセリフを言いたい、この空気を味わいたい、という欲の塊の作品』とコメント。一方、吉田は『世間一般的に清純派のイメージがあるとすれば、本当の彼女は決してそうではない』と前置きした上で『石原さとみにこんな一面があったのか、と思わせる彼女を見てみたい』と話しています」(夕刊紙記者)

恩師を亡くして以来、あらたな師を探し求めていた石原にとって、この舞台「アジアの女」から、そして吉田鋼太郎との出会いから、一体何が生まれるのか…。今は期待しかない。

  • 島右近(放送作家・映像プロデューサー)

    神奈川県出身。バラエティ、報道、スポーツ番組など幅広いジャンルで番組制作に携わる。女子アナ、アイドル、テレビ業界系の書籍も企画出版、多数。ドキュメンタリー番組に携わるうちに歴史に興味を抱き、近年『家康は関ヶ原で死んでいた』(竹書房新社)を上梓

  • PHOTO堀田咲

Photo Gallary1

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