広瀬すずは黒いドレスで参加 「なつぞら」打ち上げ実況中継!
松嶋菜々子、岡田将生、比嘉愛未らが勢ぞろいした渋谷のホテルからライブ中継
NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』がクランクアップしてから1週間後。NHKからほど近い、渋谷の高級ホテルに報道陣が集結していた。
この日、パーテーションで厳重に囲われた宴会場で『なつぞら』の「撮影終了を祝う会」が行われることになっていたのだ。ターゲットはホテルの地下2階に集(つど)う面々である。『なつぞら』にはヒロインの広瀬すず(21)のほか、吉沢亮(25)、中川大志(21)、渡辺麻友(25)ら、若手人気俳優がズラリと登場。
朝ドラ100作目の作品とあって、小林綾子(47・『おしん』)、山口智子(54・『純ちゃんの応援歌』)、松嶋菜々子(45・『ひまわり』)、比嘉愛未(ひがまなみ)(33・『どんど晴れ』)に、貫地谷しほり(33・『ちりとてちん』)といった、歴代ヒロインまで投入する力の入れようだった。
「これだけの豪華キャストを揃えたうえ、大河ドラマの『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』が大コケしていましたから、『なつぞら』は絶対に負けられない作品でした。これまでの作品とは比べ物にならないほどの重圧があったはずです。ところが、大先輩たちがガチガチに緊張して臨んでいた放送開始前の取材会で、すずちゃんは『自然体で演じたい』と涼しい顔で言ってのけた。この子は大物だなと思いました」(NHK関係者)
働き方改革によって一日の撮影時間が削減されたぶん、撮影期間は延び、実に1年3ヵ月にも及んだ。
「長丁場でしたが、広瀬はベテラン俳優と即興でコントをやったり、自分がアンバサダーをつとめる『クロックス』を差し入れたり、子役たちと大ハシャギしたり、若いのに座長としてムードメイクに努めた。その甲斐あってか、『なつぞら』の視聴率は20%前後をキープしています」(テレビ専門誌記者)
パーティ開宴前の夕方5時半ごろから、タレントを乗せたワンボックスやミニバンが次々と到着。広瀬の養母を演じた松嶋が姿を見せた。エレベーターホールに目をやれば、劇中で「一番悪いのは、人がなんとかしてくれると思って生きることじゃ」なんて名言を連発した草刈正雄(66)が関係者に握手を求めている。
近くで『なつぞら』のロゴとイラストが入ったTシャツを着たスタッフが「ノブさんが来るらしい」とヒソヒソ話。その直後、『麒麟』の川島明(40)に連れられて『千鳥』のノブ(39)が現れた。
ヒロインの広瀬は、胸元が露(あらわ)になった黒いワンピース姿で駆けつけた。前後して会場入りした山口、比嘉、小林、貫地谷ら歴代ヒロインと比べても遜色ない存在感だった。
「一次会は約3時間でお開き。近くで二次会が行われましたが、こちらも参加率が高かった。広瀬は『(期待に)全部は応えられなかったのがすごく悔しい』と挨拶していましたが、彼女抜きに本作の成功はなかった。パーティの盛り上がりがそれを証明しています」(前出・関係者)
おそるべき21歳と言えよう。















『FRIDAY』2019年9月13日号より
撮影:足立百合 原 一平