鈴木亜久里氏も大賛成!「横浜山下埠頭でF1開催」の全貌がこれだ | FRIDAYデジタル

鈴木亜久里氏も大賛成!「横浜山下埠頭でF1開催」の全貌がこれだ

カジノ誘致を表明した林市長に反対するハマのドン藤木幸夫氏の仰天プラン

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
山下埠頭のF1予定コース。F1側は早くも乗り気で、横浜市の許可が下りれば開催はほぼ確実だという
山下埠頭のF1予定コース。F1側は早くも乗り気で、横浜市の許可が下りれば開催はほぼ確実だという

「今年1月、F1を主催する国際自動車連盟の幹部が(横浜の)山下埠頭を視察に来たんですが、『素晴らしい! ここでF1が開催できればとてつもない集客が望める』と興奮していました。F1側が乗り気なのは間違いありません」

そう語るのは、横浜港運協会常務理事の水上裕之氏。”ハマのドン”こと藤木幸夫氏(89)の側近で、山下埠頭の有効活用に関わる業務の一切を任されている人物だ。

8月22日、横浜市へのカジノ誘致を正式表明した林文子市長に対し、ドンが仰天プランを打ち出した。山下埠頭でF1を開催しよう、というのだ。夢物語のように聞こえるが、前出の水上氏は、計画は極めて具体的に進んでいると胸を張る。

「幹部が来た2週間後には、コースデザインの責任者が二人来日し、山下埠頭を視察しました。詳細な地図を持ち帰って検討を重ね、2週間後、再び来日。そのときには具体的にコースをデザインした図面まで持ってきました」

そのコース案が上の写真だ。全長は約4km。実現すれば、スーパーカーがこのコースを約75周することになる。

「国際自動車連盟の幹部によれば、首都圏の横浜でF1をやれば、一開催につき700億円の売り上げが見込めるそうです。同じ市街地コースであるシンガポールが450億円ですから、彼らがどれだけ山下埠頭に魅力を感じているかがわかります。横浜市が許可さえ出せば、私たちなら3年以内に必ずF1開催を実現できる。カジノなんか作らなくても、横浜を世界に誇る観光都市にできるんです」(同前)

仮にカジノ誘致が実現したとしても、完成は10年近くかかるとされる。しかも、市が実施した意見募集によると、実に94%がカジノに否定的だという。この状況を受け、ドン・藤木氏は本誌にこう語気を強めた。

「カジノで儲けるのはアメリカだけで、トランプの意向に安倍さん以下政治家はみんな従っている。しかしF1を含めたハーバーリゾート計画なら、横浜全体が潤うんです。林市長には、早くカジノ誘致を撤回し、我々の計画に賛同してほしいものです」

元F1ドライバーの鈴木亜久里氏も、横浜F1計画には大賛成だ。

「コース設定には、まったく問題ないと思います。羽田空港から20分、東京からも電車ですぐ、中華街もあって、さらにF1もとなれば最高ですよね。間違いなく、世界トップクラスの観光地になりますよ。モータースポーツに関わる者として、僕はメチャクチャ応援しています」

カジノかF1か。はたして横浜市民は、どちらが魅力的だと思うだろうか。

8月23日の会見で藤木氏は、「命を張って反対する」と徹底抗戦を表明
8月23日の会見で藤木氏は、「命を張って反対する」と徹底抗戦を表明

『FRIDAY』2019年9月13日号より

  • 撮影桐島瞬(山下埠頭) 酒井晋介(藤木氏)

Photo Gallery2

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事