大谷翔平 イチローの前で見せた160キロ剛球
「オオタニ! オオタニ!」
この男がマウンドに立った瞬間、セーフコ・フィールド(米・シアトル)は割れんばかりの歓声に包まれた。
ロサンゼルス・エンゼルス、大谷翔平(23)の勢いが止まらない。5月7日、シアトル・マリナーズ戦に先発した大谷は、6回2失点、最速160キロのピッチングで3勝目を記録。憧れのイチローの前で”怪物っぷり”を見せつけた。
「大谷は日本人だけではなく、アメリカの野球ファンすら味方につけています。今回も敵地のホームゲームだったにもかかわらず、試合前から彼のTシャツを着たファンが球場周辺で長蛇の列を作っていました。スタンドに入れば、日本語で『オオタニ ガンバレ!』と書かれたボードを持って応援する人たちの姿も。打者として3試合連続ホームランを放ってから、すっかりスター選手の仲間入りです」(試合を取材した日本人カメラマン)
試合を経るごとに進化を遂げていく大谷。このまま行けば、7月のオールスター出場も現実のものとなりそうだ。
写真:AP/アフロ