「逆転無罪を狙う」新井浩文被告が初公判で書き留めたメモの中身

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初公判では無罪を主張し、全面対決となる新井浩文

昨年7月に都内の自宅で、派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして強制性交罪で起訴された俳優・新井浩文被告の初公判が2日、東京地裁で開かれた。

同被告は女性に謝罪の言葉を並べた上で「暴力は一切、やっていません。同意があったと思っています」と起訴内容を否認。この日は被害者女性が証人出廷し、別室から映像と音声を通じて行うビデオリンク方式で証人質問が行われた。

女性によると、足裏マッサージ中に興奮した新井被告が股間への“施術”を要求。彼女が拒否するや、右手をつかんで強引に股間に押し付けてきたという。その後、女性は必死に抵抗したが、強制的に性交させられたという。

女性は行為の合意について「していません。自分から受け入れたことは1回もありません」と断言。帰り際に新井被告から5万円を渡され、女性は拒否したが「バッグのポケットに押し込まれた」という。

新井被告は示談金1000万円を持ち掛け、公判直前には倍の2000万円を提示したが、女性側は拒否。

「自分のことを物みたいに扱って、すごく悔しい。お金で何もかも解決できると思っている、とすごく悔しかった。刑務所に入って反省してほしい」

と強い口調で訴えた。

一方、新井被告も「無罪請負人」の異名を持つ趙誠峰氏を弁護人に起用するなど“臨戦態勢”。同氏は日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の弁護を務める高野隆弁護士に師事し、過去に刑事事件で7件の無罪判決を勝ち取っている。趙弁護士は、次のように主張した。

「性交について合意があると誤解していたので、強制性交の事実はありません」

女性がこの日になって、被害届や供述調書に記載のない「陰部に触れた」「股間に顔を押しつけた」などと証言したことにも疑問を投げかけた。

強制性交等罪は5年以上の有期懲役に処せられる重罪。争点は性行為の「同意」と被害者による「抵抗」だ。

刑法において強制性交は「暴行または脅迫を用いて」行われた行為で、準強制性交の場合は「心神喪失もしくは抗拒不能に乗じて」という要件がある。

「新井被告側はしきりに『暴行』や『脅迫』を否定し、流れの中で性行為に乗じたことをアピールしていた。実際、女性は身体的なケガはしていない。一方で女性が被害直後に警察署に駆け込んだことや、高額の示談金を拒否していることから、悪質な行為があったことは疑いようがない。このあたりを裁判所がどう判断するか」(法曹関係者)

あくまで無罪判決を目指す新井被告は法廷で女性が証言するたびに、持ち寄ったノートにペンを走らせていた。次回公判は9月26日で、新井被告が証言台に立つ被告人尋問が行われる。

「“新井メモ”は被害女性の主張する行為の中身を検証し、対策を練るためでしょう。事件当時、新井被告は酔っていて、記憶があいまいな部分があった。自分の持つ当日のイメージと、この日女性が証言した内容に食い違いが生じたので、そこをすり合わせているはずです。新井被告は性交時に女性の呼吸が乱れ、声を出していたことを挙げ、(行為は)同意の上だったと主張するつもりのようです。さらに、示談交渉時の相手方とのやりとりも暴露するつもりのようです」(全国紙記者)

法曹界では「実刑濃厚」と言われているが、被告人尋問で一発逆転の新証言が飛び出す可能性も否定できない。裁判所はどんな判断を下すのか――。

  • PHOTO結束武郎

Photo Gallary1

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