セ・リーグオフレコ情報 原監督の「迷言」、鳥谷・松坂の去就 | FRIDAYデジタル

セ・リーグオフレコ情報 原監督の「迷言」、鳥谷・松坂の去就

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
「チーム作りのため、小林という野球人を大きくする」なんて迷言を連発しながら監督通算1000勝を達成した原辰徳監督。来季には川上哲治、ミスターを抜いて球団史上1位に
「チーム作りのため、小林という野球人を大きくする」なんて迷言を連発しながら監督通算1000勝を達成した原辰徳監督。来季には川上哲治、ミスターを抜いて球団史上1位に

【プロ野球匿名座談会】方針がブレブレでも巨大戦力で勝ち進む原・巨人。松坂大輔の去就ほか

独走巨人唯一の死角

夕刊紙デスク 原(辰徳)さん、監督通算1000勝か……気づけば、巨人はV奪回に向けて独走態勢に入っているし、すっかり名監督だね。

スポーツライター  後半戦が始まった直後は5勝14敗と大きく負け越して、どうなることかと思ったけどね。原さん、怒りのあまり、「座るに至らず!」と立ったまま囲み取材を受けてたね(笑)。

球界関係者 1000勝をマークした翌日から、助っ人OBのクロマティが東京ドームに来るようになりました。原監督から岡本和真(23)の打撃指導を頼まれたんだそうです。

スポーツ紙遊軍記者 右打者の岡本になぜ左のクロマティを? そもそも、岡本はクロマティを知らないでしょう(笑)。

球界関係者 それが、岡本はヘルメットのつばの裏に「センターから右へ」というクロマティの英語のメッセージを貼って意識付けをしているそうで、以後、たしかに打撃は上向きました。

デスク  原マジックだ。

ライター 鳴かず飛ばずだったドラ1右腕の桜井俊貴(25)も見事に再生させたよね。秘訣を聞いても「彼のいいところは”ピッチトンネル”の中をこっち行ったり、こっち行ったりするところ」と意味不明だったけど(笑)。

球界関係者 ただ、巨人にも死角はありますよ。原監督は「聖域」と言っていた4番から、あっさり岡本を外し、坂本勇人(はやと)(30)に打たせたりした。抑えのクック(32)を先発に転向させようともした。巨大戦力で勝てているだけで、方針はブレブレなんです。監督主導の大補強も戦力になったのは丸佳浩(30)だけ。一つ歯車が狂うとガタガタ行きかねない。

ライター ブレブレなのは阪神も一緒。鳥谷敬(38)は将来の監督候補なのに、シーズン中に引退勧告するなんて……。

遊軍記者 現役続行の意思が固いから、出ていくでしょう。移籍先は井口資仁(ただひと)監督(44)が率いる千葉ロッテが有力。鳥谷は井口を師として崇(あが)めていますから。

デスク  去年、大阪桐蔭の関係者が「育成ベタで選手に冷たい阪神にだけは行かせたくない」と言っていたけど、鳥谷の件でさらに嫌われちゃうね。

ライター 松坂大輔(38)の去就も微妙だね。昨季は監督の森繁和さん(64)が登板間隔をあけてくれたり、遠征の帯同を免除してくれたりと、いろいろ配慮してくれたから6つも勝てた。ところが、同じ西武OBなのに伊東勤ヘッドコーチ(57)は大輔をかばってくれないらしい。

遊軍記者 与田剛監督(53)との関係がギクシャクしていて、それどころじゃないんでしょうね。監督経験が豊富な伊東さんは「勝負の奥行きを知らない」と与田采配に不満タラタラ。与田監督の投手起用や継投に意見するようになった。おかげで、記者に投手起用の意図を問われた与田監督が「いろいろあります」と濁(にご)す場面が増えました。

球界関係者  球団は松坂グッズで相当、潤いました。人気も実績も傑出している大物を他球団に渡したくないでしょう。幹部候補生として残すと見ています。与田さんが人気ないだけに(笑)。

遊軍記者  最下位のヤクルトはチームが大きく変わりそうですね。

ライター FA残留が濃厚だと報じられているけど、バレンティン(35)は放出する方向だと聞いたよ。ネックになっているのが巨額の年俸。山田哲人(27)と合わせると来季は確実に10億円超えだから。

球界関係者 監督も代わるでしょう。後任は宮本慎也ヘッド(48)が有力視されていますが、実は青木宣親(37)の名前も挙がっている。人望がない宮本ヘッドに対し、青木は若手の憧れの存在。メジャーに助っ人獲得のルートも持っており、衣笠剛球団社長の覚えがめでたいのです。青木兼任監督……あると思います。

デスク 宮本と青木はかつて不仲が噂されていたよね。監督人事を巡って、またこじれなきゃいいけど!

ベンチに下げられる”4億円の代打要員”鳥谷敬(左)。球団は引退試合を用意すると告げたが態度を保留した
ベンチに下げられる”4億円の代打要員”鳥谷敬(左)。球団は引退試合を用意すると告げたが態度を保留した
7月27日、今季2度目の先発マウンドに立った松坂大輔は1死しか奪えず8失点KO。翌日、二軍降格となった
7月27日、今季2度目の先発マウンドに立った松坂大輔は1死しか奪えず8失点KO。翌日、二軍降格となった
長打力が自慢のバレンティンだが、「守備に難がある。移籍するならDHがあるパ・リーグが有力」(関係者)
長打力が自慢のバレンティンだが、「守備に難がある。移籍するならDHがあるパ・リーグが有力」(関係者)

『FRIDAY』2019年9月20日号より

Photo Gallery4

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事