初日で休場 横綱・白鵬「銀座にガラス張りの部屋」設立は本気

東京五輪で土俵入りを披露することを望んでいる横綱・白鵬。すでに引退後のビジョンも描いている。歴代最多優勝の大横綱の野望とは。

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9月8日、秋場所初日の横綱土俵入り。左から太刀持ちの炎鵬、白鵬、露払いの石浦。宮城野部屋3力士による土俵入りは白鵬にとっては初めて

「あぁ、痛い、痛い!」

秋場所初日(9月8日)に平幕・北勝富士に寄り切られた横綱・白鵬(34)は、支度部屋で痛めた右手をかばいながら顔をしかめていた。診断結果は「右第5中手骨骨折」で翌日から休場。場所前の伊勢ケ浜部屋一門の連合稽古で、すでに小指付け根付近を痛め右手はひどく腫れていたという。白鵬が出場を強行したのには理由がある。

「白鵬は、以前から『(所属する)宮城野部屋の力士と横綱土俵入りしたい』と話していました。今場所は初めて炎鵬と石浦の2人が幕内入り。念願の宮城野部屋力士を従えての土俵入りが実現できるため、強行出場したんです」(日本相撲協会関係者)

それで、翌日に休場とは……。相撲評論家の中澤潔氏は白鵬の衰えを指摘する。

「歴代最多42回の優勝を誇る白鵬も、最近は全盛期の圧倒的な強さを感じません。本人も引退の時期を考えているはずです。フィナーレとして最適の場が、来夏行われる東京五輪。日本国籍を取得した白鵬は、国技を代表する横綱として『東京五輪で土俵入りを披露したい』と話しています。それまでは、なんとしても辞めるワケにはいかない。今場所も大事にいたるのを恐れ、初日で休場という選択肢を選んだのでしょう」

白鵬は引退後のビジョンも描いている。番記者には、常々こう語っているのだ。

「オレの夢は銀座に部屋を持つこと。ガラス張りにして稽古をファンに見てもらうんだ。銀座は外国人観光客も多いから、ぜひ相撲という日本文化に直に触れてもらいたい」

荒唐無稽の話と思いきや、本人は本気だという。

「銀座は、汐留にある自宅高層マンションから近い。歌舞伎座などもあり、国技である相撲部屋を開設するには最適の場所と考えているようです。すでに準備も進めています。’16年初めに銀座でちゃんこ『鵬』という店がオープンしましたが、店長は宮城野部屋のちゃんこ番だった白鵬と仲のいい岩崎悟さんという人物。宮城野部屋ではマネージャーとして経理も担当し、白鵬が入門当初から“日本の父親”と信頼している方です。店はビルの2階で白鵬の写真が飾られ、相撲部屋としても使えるほど広々としています。白鵬自身もたびたび訪れている。よく番記者たちとの懇親会が行われるのも、この店。記者に一人1万円ほどの会費を払わせ、『こういう素晴らしい空間で若い力士を育てるのがオレの夢だ』と話しています」(スポーツ紙担当記者)

最終的には相撲協会理事長になり、外国人力士ワクの撤廃を目論んでいるとも報じられる白鵬。“銀座部屋”を足掛かりに、“世界に開かれた相撲界”実現の野望に挑もうとしている。

 

  • 写真時事通信社

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