ハリルホジッチ監督解任で「得した」ヤツら

日本サッカー史上「最悪の4年」にしたのは誰のせい?

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昨年、六本木(港区)を散歩中のハリル氏をキャッチ。以前から、協会との間には溝ができていたようだ

21日に来日した際には、羽田空港に押し寄せた報道陣に対し、「私をゴミ箱に捨てたようなもの」「まだ終わっていない」と涙ながらに語ったヴァイッド・ハリルホジッチ氏(65)。27日には、都内で会見を開き、今回の突然の監督解任騒動についてすべてを語る予定だ。

「ウクライナ戦(3月27日)の後、ハリルホジッチと話しましたが、これまでと違った様子は見られませんでした。『(敗戦という)結果も受け入れるしかない』というようなことを話していて、解任を知っている様子はまったくなかった。協会は本当に、突然、解任を告げたんだと思います」(サッカーライターの田村修一氏)

4月9日に行われた、ヴァイッド・ハリルホジッチ氏(65)の代表監督解任発表。日本サッカー協会・田嶋幸三会長(60)から事実上の更迭を告げられた際、ハリル氏は「なぜこの時期に」と激怒したというが、日本中が同じ疑問を抱いた解任劇だった。

田嶋会長は解任理由について、「選手との信頼関係が薄れた」としているが、あくまでそれは表向きのもの。背景には、こんな事情があったようだ。


「惨敗に終わった昨年12月の東アジア選手権後など、解任するならもっと他にタイミングはあった。にもかかわらずW杯まで2ヵ月しかない時期に解任したのは、協会がスポンサーの意向を”忖度”したからですよ」(協会関係者)

昨年12月の韓国戦は9.7%、直近のウクライナ戦も11.9%と、代表戦の視聴率は著しく低迷。本田圭佑(31)ら人気選手も代表の当落線上で、関心度が上がる見込みはなかった。そこで、焦った協会は一種のパフォーマンスとして、ハリル氏の解任を選択した、というのだ。広告代理店関係者が証言する。


「サッカーに限らず、スポンサーの要求で協会が動くのはよくあること。『この選手を使って欲しい』と要求することが悪いとは、思っていませんよ。スポンサーにとっての成功とは、代表戦に注目が集まることですからね。実際、この解任によって国民の関心は一気に日本代表に集まった」

選手のなかにもハリル解任によって「得する人」はいるようだ。スポーツライターの杉山茂樹氏が言う。

「香川真司(29)が土壇場で代表に選ばれると見ています。ハリル監督は評価していませんでしたが、スポンサー枠で選出されると噂されています」

一方の「損した人」の筆頭はもちろんハリル氏だが、後を任された西野朗監督(63)も苦労しそうだ。

「W杯で少なくともベスト16以上の結果を残さないと続投はありえない。戦術を浸透させる時間はほとんどありませんし、メンバー選考などに制約もあるでしょう」(前出・協会関係者)

西野氏と共にプレーした経験がある元日本代表ゴールキーパーの田口光久氏もこう語る。

「西野は不器用な男で、上層部のご機嫌を取るタイプではない。実績、人柄ともに現時点で彼以上の人材はいませんが、短い期間でどれだけ自分の目指すサッカーを実現できるかにかかっています」

本当に「得する」のは誰か。すべては2ヵ月後のW杯の結果次第だ。

後任の西野氏は’96年アトランタ五輪で監督を務め、ブラジルに勝利した「マイアミの奇跡」を実現した

ハリル氏の解任が決定した後、本田圭佑は「遅すぎることはない」と英語で意味深なツイートを投稿

 

撮影:西圭介(1枚目写真)

写真:JFA/アフロ

 

Photo Gallary3

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