CS展望匿名座談会 巨人6年ぶりの日本シリーズ出場への課題

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シーズン通して安定した戦いぶりを見せた巨人・原辰徳監督。だが苦手意識のある広島やDeNA相手ではCSでの苦戦が予想される。ジャビットも不安顔

上位3チームがほぼ固まったセ・リーグ。首位を独走する巨人だが日本シリーズ進出は容易ではないようだ。CSの展望を徹底予測する。

セ・リーグでクライマックスシリーズ(CS)に進出する球団は、巨人、DeNA、広島の3チームでほぼ固まった。現場で取材を重ねる記者たちがCSの展望を徹底予測。首位を独走する巨人は、決して安泰ではないようだ――。

スポーツ紙記者A:9月12日までのDeNA3連戦に勝ち越し、巨人のリーグ優勝はほぼ決まったね。

夕刊紙デスクB:丸佳浩と岡本和真の復調が大きい。丸は8月に調子を崩し、打率は2割台まで落ちていた。本人の言葉では「藁にもすがるような気持ち」で、先輩の阿部慎之助に教えを請うたらしい。そこで身につけたのが、下半身の開きを抑えるために打球を目で追わない“ツイスト打法”。この打ち方で丸は9月12日のDeNA戦に2本塁打、5打点の大活躍。試合後も「これで大丈夫でしょう!」とご満悦だったよ。

ライターC:岡本が復活した理由は?

:6月ごろまでは丸や坂本勇人の活躍を受け、「4番のオレもがんばらねば」と自分に重圧をかけてしまっていた。口数が極端に少なかったからね。岡本の力みをほぐしたのは丸。ベンチやネクストバッターズサークルなどで、岡本に声をかけるようにしたんだ。「オマエなら打てる」「相手投手は速球にノビがないぞ」と。何気ないことだけど、尊敬する先輩のアドバイスに岡本の肩の力がだんだん抜けたみたい。最近では笑顔も多くなったよ。

:2位のDeNAはどうなの?

:正捕手の伊藤光や’17年の首位打者・宮﨑敏郎など、主力にケガ人が続出する中よくやっているよ。投手陣もコマ不足で、中継ぎのエスコバーや三嶋一輝など勝っていようが負けていようが登板せざるをえない状況。2人も登板数が60試合を超え蓄積した疲労が心配だね。

:スコアラーから上がった情報を見るために、ラミレス監督はいつもパソコンとにらめっこしているよ。8番に投手を持ってくるなど、少ない戦力でどうすれば効率的に戦えるかデータをもとに何とかやりくりしているのが現状なんだ。

広島の長野が“新井さん”に

:ここにきて、ようやく打線が固まり調子が上向きなのが広島。長野久義のクリーンナップ定着が大きい。もともとシーズン後半に力を発揮する選手だったけど、チームのまとめ役になっている。「まだ優勝のチャンスはあるぞ」「昨日のプレーはナイスだった」と、他の選手を叱咤している。昨年までの新井貴浩のような“兄貴分”的存在になっているんだ。

:宿敵・巨人から移籍してきたということで、当初は緒方孝市監督と距離があったらしいけど完全にカープに馴染んでいるね。

:とは言え、巨大戦力を擁する巨人がCSでも圧倒的有利なんでしょう。

:そうとも言えない。DeNAは、ケガで戦列を離れていた主力が戻りつつある。ラミレス監督が重視するデータも、短期決戦だからこそ活きるしね。実際2年前には、阪神と広島を破り3位から日本シリーズに進出している。9月12日までの巨人との3連戦で、ソトが4本も本塁打を打ち苦手意識を植えつけたのも大きい。巨人の原辰徳監督は捕手陣を呼び「なんでソト一人にやられっぱなしなんだ!」と叱責したようだよ。

:巨人の苦手意識と言えば対広島。ここ数年、対戦成績で大きく負け越しているからね。とくに昨年まで巨人にいた長野は、ジャイアンツ投手陣のイヤがることをわかっている。DeNAと広島のどちらが出てこようが、苦しい戦いを強いられると思う。巨人が日本シリーズに出場するのは相当厳しいだろうね。

巨人の6年ぶりの日本シリーズ進出に暗雲たちこめるCS。運命の第1ステージは10月5日から始まる。

Photo Gallary1

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