中国に出現 人類史上最大の超巨大空港は6兆円超!

あのザハ・ハディドがデザインした「巨大なヒトデ」の破格なスケールに驚け!

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中国国内ではすでに「ヒトデ」の愛称が定着している大興国際空港。将来的には第2ターミナルも作る予定だ

まるで、大地に張り付いた巨大な「ヒトデ」である。

中国の首都・北京から南へ46㎞。「北京大興国際空港」が、ついに完成した。10月1日の建国記念日の前日、9月30日にオープンする予定だ。

「何よりも驚きなのは、そのサイズです。ヒトデの”指”にあたる部分の長さは最大600mあり、空港の延べ床面積は103万㎡。これは世界最大の大きさです。9月のオープンでは滑走路4本を開きますが、2025年には滑走路は7本になる予定。政府は年間約1億人の旅客数を目指すとしています」(全国紙中国駐在記者)

特徴的なデザインを手がけたのは、’16年3月に亡くなったザハ・ハディド氏。新国立競技場を設計したが、巨額コストが理由で途中キャンセルとなったことで、日本でも有名なあの建築家だ。

中国政府は’14年にザハデザインを採用し、’15年秋から空港建設に着手。完成までにかかった建設費は、とてつもない額にのぼるという。

「今回の第1期オープンだけで、約2兆円がかかりました。今後、空港の地下に3本の高速鉄道を通し、高速道路も整備する。すべて含めると、建設費は6兆6000億円かかる見込みです」(同前)

これほどの巨大空港をわずか4年で完成させたのも、実に中国らしい方法だ。空港工事に携わった建設会社幹部が語る。

「今年は建国70周年を迎える節目の年。その記念すべき日である10月1日は、絶対に守らなければいけない工期でした。習近平国家主席自らが厳命を下した国家プロジェクトであり、我々も現場の役人から『何があっても間に合わせろ』と告げられていた。そのために、建設会社の作業員たちは、’17年からの2年間、24時間体制で工事にあたりました。各々の建設会社が、8時間ごとの3交代制を組んで完成させたのです」

一方で、これだけのスピード工事だと、中国にありがちな”手抜き”が心配になるが……。

「中国政府は、世界最高レベルの技術を見せつける絶好の機会だと意気込んでいます。特に力を入れているのがAI分野ですね。出入国での顔認証では、世界が驚くような技術を準備している。とにかく国の威信をかけた空港ですから、今回ばかりは、『チャイナクオリティ』ということはないと思いますよ」(中国事情に詳しいジャーナリストの周来友氏)

習近平の威信をかけた人類史上最大の空港は、将来、万里の長城のように世界史に記録されるかもしれない。

北京大興国際空港 建設の様子
北京大興国際空港の内部。中国政府は、2兆円以上の経済効果と約60万人の雇用創出を見込んでいる

『FRIDAY』2019年9月27日号より

  • 写真アフロ(空港外観、建設現場)

Photo Gallary3

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