分裂抗争の真っ只中 六代目山口組の幹部が横浜に集結!

稲川会幹部を偲ぶ「会葬」に参列 友好関係強化の証しか

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焼香を終えた六代目山口組の青山千尋舎弟頭(中央)。その左後ろに橋本弘文統括委員長が続く

普段は閑散としたエリアが、9月7日午前は異様な空気に包まれていた。

神奈川県横浜市都筑区にある「稲川会館」で、今年7月に病死した稲川会の大幹部、秋田昇十四代目大草一家総長の「稲川会会葬」が執り行われたのだ。この稲川会館は、稲川会の重要な盃事のすべてが開かれる場所である。

会館前に張られたテントに待機する約30人の警察官の緊張感が、もっとも高まったのは午前10時40分すぎ。六代目山口組一行が弔問に訪れたときだ。

「六代目山口組からは司忍組長と服役中の髙山清司若頭をのぞいた執行部がほぼ全員参列していました。総勢約15人、これだけの幹部が、他団体の葬儀に出席するのは稀だと思います」(稲川会関係者)

8月21日に、兵庫県神戸市にある六代目山口組の中核組織・弘道会の施設が銃撃される事件が発生。10月といわれる髙山若頭の出所を目前にして、神戸山口組との緊張関係はさらに高まっている。

「この事件以降、六代目側の直参幹部には本部から、一人歩きをしない、防弾チョッキを着用するなどのお達しがありました。そんな状況のなかで、若頭補佐の竹内照明三代目弘道会会長を含めた執行部が揃って参列したのは、本格的な抗争に備えて稲川会との友好関係を強化するという意味があります。いずれにしろ、執行部が勢揃いしたのは、獄中の髙山若頭から指示があったと見られています」(全国紙社会部担当記者)

9月9日には、愛知県豊橋市にある六代目山口組系の組事務所を狙った発砲事件が再び起きた。暴力団事情に詳しいジャーナリストの溝口敦氏が語る。

「六代目山口組・髙山若頭の出所は分裂した双方にとって大きなことです。なぜなら髙山若頭が自身が不在時に起きた分裂に対し責任を追及して内部粛清を行う可能性があり、六代目側は強いプレッシャーを感じているはず。神戸側も絶大な求心力を持つ髙山若頭が組を仕切る前にあらゆる手を打つでしょう。今後も報復は繰り返されることになります」

山口組の分裂抗争はいま最終局面に入ろうとしている――。

髙山清司若頭の「子分中の子分」と言われ、抗争のキーマンである竹内照明若頭補佐(三代目弘道会会長)の姿もあった
内堀和也六代目稲川会会長が今年4月にトップとなって以降、初めての会葬。全国から21の友好団体の幹部が参列した
稲川会館の門の前には警察用の白いテントが設けられ、神奈川県警をはじめ、警視庁、兵庫県警、愛知県警などが警備にあたった

『FRIDAY』2019年9月27日号より

  • 撮影濱﨑慎治

Photo Gallary4

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