おしゃれに磨きがかかる井川遥VS残念な服装が目につく中山美穂
大御所スタイリストがご意見番! 勝手にファッションチェック
FRIDAYのアーカイブから選りすぐったスナップ写真をネタに、芸能界事情にも詳しいベテランスタイリストと言いたい放題を繰り広げる、不定期連載の第3回。今回は最近おしゃれに美貌にますます磨きがかかったと評判の井川遥と、そのファッションセンスに疑問符続出の中山美穂。40代美女ふたりの私服を『勝手にファッションチェック』!

FRIDAYデジタル編集F(以下F):3回目はふたりまとめていきましょう。
スタイリスト岩崎さん(以下I):じゃあ、コメントしやすい井川さんから(笑)。彼女は昨年、自身がディレクションを手がけるヘルトとロアンという2つのファッションブランドを同時に立ち上げて、今勢いに乗ってる人という印象。
F:ブランドに名前だけ提供しているような芸能人も多いなか、彼女は実際にデザインからパターン、生地選びまで、ちゃんと関わっているらしいね。
I:かなりこだわりを持って、きちんと向き合ってる。旦那さんがファッションデザイナーということもあって、彼の影響や助力も大きいようだけど。
F:この写真で着用しているのはヘルトの服っぽいけど・・・。
I:こういうローブっぽいコートや袖口にリボンがついたブラウス、きれいなシルエットのパンツを出してはいたけど、ヘルトのものだと断言できる決め手に欠けるんだよね。あ、そういえば、少し前にテレビ局で遭遇した篠原涼子さんも、これに似た感じの服装だった。井川さんと仲がいいみたいだし、ヘルトというブランドはセレブママ達の御用達ブランドになっているのかも。
F:子供を有名私立校に通わせている働くママにぴったり。ヘルトはまさにそういう客層を狙ったブランドだもんね。
I:ホテルのイベント終わりをキャッチしたスナップだからか、この着こなしはかなりきれいめだけど、胸元の肌見せ具合やピンヒールの合わせ方はさすが。マニッシュなパンツスタイルだからこそ、女っぽさをちゃんと計算してる。
F:グラビアで癒し系って言われていた頃は、正直ダサいイメージだったけどね。
I:女性ファッション誌で長いこと表紙モデルを務めたことで、ファッションセンスが向上したのかな。
F:そろそろ次、行かない?(笑)

I:コメントしづらいよ、この中山さんは(笑)。目立ちたくないから、周りに溶け込む服を選んでいるとしか思えない。
F:安っぽいよね、全体的に。
I:バッグと靴の色は合っているけどテイストはチグハグだし、デニムと靴のバランスなんか最悪。
F:ファッションの本場、パリにあれだけ長く住んでいて、何も吸収してこなかったの? って感じ。その昔、有名スタイリストと付き合ってたこともあるよね。
I:いくらでも学ぶ機会はあったはずなのに。残念すぎる。
F:大好きだったのにな、アイドルの頃。
I:洋服やヘアメイクに興味がないんだよ、きっと。
F:だから誰からも、どこからも影響を受けないのか。仕事はとてもきちんと取り組むし、すごく勘がいいって聞くけど。
I:ある意味、すごく男っぽい人なんじゃない? 仕事はできるけど、身なりは二の次、三の次みたいな。
F:そう考えることにする。では、また次回!
スタイリスト岩崎聡美さん 雑誌や広告のほか多くの芸能人のスタイリングを担当。手掛けた有名人には、和田アキ子、大黒摩季、桑田佳祐、矢沢永吉などの大御所の名前が並ぶ。編集F(ファッション誌の編集を25年行った後、現在FRIDAYデジタルでカルチャー系記事を担当)とは旧知の仲。
取材・文:葛畑祥子撮影:田中俊勝(井川遥)、西圭介(中山美穂)