安倍総理の「困ったときの拉致頼み」を許すな!

米朝首脳会談の前にトランプ大統領に会いに行くというけど…

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家族会の飯塚繁雄代表(中央)と横田早紀江さん(左)。「全被害者の一括帰国を求めなければならない」と総理に訴えた

「総理の発言は、終始自信ありげな口調でしたね。同時に、『北朝鮮との対話路線に日本が乗り遅れていることはない』ということを特に強調していました。北朝鮮が動いているこの機会に決めておかねば、という思いを感じました」(安倍総理と面会した家族会関係者)

3月30日、北朝鮮による拉致被害者家族会が首相官邸で、安倍晋三総理と面会した。「国際社会の最大限の圧力で、北朝鮮側が話し合いを求めてきた」と、総理は強気な姿勢を崩さなかったという。だが、総理が被害者の帰還のための具体策として述べたのは「(4月に予定されている訪米の際に)トランプ大統領に我々の立場をしっかりと説明する」ということのみ。「これでは単なる『困ったときの拉致頼み』だ」と嘆くのは、拉致被害者家族である蓮池透氏だ。

「今回拉致被害者に会ったのは、森友学園問題で窮地に陥った総理が支持率の挽回を図ったということでしょう。ですが、総理が話したのは、『トランプ大統領にお願いする』ということだけ。これでは『策がない』と言っているようなものです」

最近も日本政府は、関税問題で米国にハシゴを外されたばかりだ。『コリア・レポート』編集長の辺真一氏が話す。

「トランプ氏が米朝首脳会談で拉致問題について触れても、金正恩氏から『その問題は解決済みだ』と一蹴されてしまう可能性もある。そうなれば、トランプ氏はそれをそのまま安倍総理に伝えるしかなく、そこで交渉は終わってしまいかねません。このまま米朝の動きを見守っているだけでは、問題の解決は難しい」

娘・めぐみさんの帰還を待ち続ける横田早紀江さんは、面会で「今こそ最後のチャンスだと思っている」と話した。わずかな可能性に望みをつなぐ、拉致被害者家族たちの祈りと願いを、これ以上政争の具にすることは許されない。

「日本政府は16年間、拉致被害者の返還のために北朝鮮に経済制裁などの圧力をかけ続けてきましたが、もはやこの外交政策に何の効果もないことは明らかです。それでも、今回の面会を終え、(横田)早紀江さんは『再会を喜び合える動きができると確信している』と話していました。もうこれ以上、被害者家族に幻想を抱かせるのは、本当にやめてほしい。
それでももし、本当にこの問題を解決したいという気持ちがあるのならば、行うべきは、日朝首脳会談でしょう。それが実のなる内容になるかは分かりませんが、少なくとも大統領に頼みに行くのではなく、総理には自らの力で、本気で解決に取り組んでほしい。複雑な心境です……」(前出・蓮池氏)

トランプ大統領にしっぽを振ればそれで済むと思っている安倍総理に、平壌に乗り込んで金正恩氏に直談判する度胸と度量はあるだろうか。

金正恩氏は日本人拉致問題について関連部署に「取り上げず、対話せず、交渉もするな」と通達したという

トランプ氏は昨年11月に被害者家族と面会。被害者の帰国のため、総理と力を合わせると宣言していたが……

写真:時事通信、共同通信

 

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