読売ジャイアンツ・上原浩治の東京「ひとり暮らし」 | FRIDAYデジタル

読売ジャイアンツ・上原浩治の東京「ひとり暮らし」

球速130㎞台でも打者を打ち取る男

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ベンチ前では、チームメイトと力一杯のハイタッチをするメジャー流の方法で喜びを表現した

「息子は米国での生活に完全に慣れている。ボクの都合で家族を振り回したらアカンでしょう。寂しいお一人様ですワ」

メジャーリーグから10年ぶりに巨人に復帰した上原浩治(43)は、親しい記者にこう話している。’11年に米国東部メリーランド州ボルチモアで購入した一軒家に、夫人と12歳の息子を残し来日。都内のタワーマンションで、ひとり暮らしをしているのだ。スポーツ紙記者が話す。

「マンションは十数年前、前回の巨人時代に購入した物件です。部屋は二つ所有しています。当時の上原は先発要員で、登板日の前日は翌日の投球に集中するため、夫人と部屋を別々にしていたようです。ひとり暮らしの現在は一つを生活用、もう一つは練習器具などを置いたトレーニング用に使っているとか。試合のない日でも外出せず、その部屋で専属トレーナーとずっと身体を動かしていますよ」

4月3日で43歳になった上原だが、投球の巧さはまったく衰えていない。3月31日の阪神戦では8回をわずか11球で三者凡退。続く登板した2試合も8回を3人で抑えたのだ。上原と親交のある、元巨人のデーブ大久保氏が語る。

「速球は130km台ですが、他の投手よりスピンがかかっています。初速と打者近くでの球速に差がなく、ボールが伸びてくるんです。そこに落差のあるフォークを投げられては打者は対応できません」

上原の加入は、他の選手にも好影響を及ぼしているようだ。前出の記者が話す。

「最も喜んでいるのが、同じ中継ぎの澤村(拓一)です。昨年は右肩痛で、球団の勧めたハリ治療を行ったところ症状が悪化。フロントと一時険悪になり、チーム内でも浮いていました。それを気にかけたのが上原です。『こいつはホンマ生意気やワ』などと言って頭をハタくなど、澤村を積極的にイジり場を和ませている。また遊びに行くことがほとんどなく、球場と自宅を往復し野球に専念する姿勢も若手のお手本になっています。唯一、自分に許した贅沢は、登板後に自宅でひとりで飲む1杯の缶ビールだとか。本人は『オッサンになったから外食すると疲れる』と、周囲を笑わせています」

昨年までの年俸総額は約82億円。富と名声を得て、残る野球人生でピッチングの集大成を確立しようとしている。

速球とフォークの2種類のボールで打者を翻弄。東京ドームでは「ウエハラ」コールが起きた

巨人の二軍施設、読売ジャイアンツ球場(神奈川県川崎市)を訪れた上原。若手選手にも積極的に話しかけている

 

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