加山雄三の愛船「 光進丸」 突然爆発、炎上のミステリー

静岡県西伊豆の港で突然に

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消火活動が行われている最中の光進丸。地元では「加山雄三の船」として有名で、親しまれていた。この後、4月4日に沈没した


「夜9時すぎ、突然『ブー、ブー』という警報が響いたんです。港を見に行くと、辺り一面ものすごい煙で、バチバチという音が聞こえてきました。その後、『ボン、ボン、ボン』と何かが爆発したような大きな破裂音がしました。造船会社の人が船を出して、消火しようとしていました。近所の人たちも自分たちの船を出して明かりを照らし、照明役として協力していたんです。100mほど離れて見ていた私も熱く感じたぐらいなので、火の勢いは相当なものだったと思います」(近隣住民)

歌手でタレントの加山雄三氏(80)が事実上のオーナーであるプレジャーボート『光進丸』。4月1日、静岡県西伊豆の港に停泊していたこの船が、突如爆発、炎上した。

あまりに珍しい火災事故

加山氏は2日に羽田空港で会見を開き「相棒がいなくなり、半身を失ったぐらいつらい」と涙ながらに話した。光進丸は加山氏が自ら設計した船で、’78年には同名のシングルも発売したほど。現在の船は3代目で、’82年に建造したものだったという。光進丸に乗船したことがある、加山氏の知人が話す。

「以前は光進丸は茅ヶ崎のハーバーに係留されていました。西伊豆に移ったのは、4〜5年前からだと思います。加山さんは光進丸でクルージングをするというより、友人などを招いて船上でパーティをよく行っていました。参加者は多いときで二十数人はいたと思います。船上にバーベキュー台を置いて、加山さん自身が肉や野菜を取り分けたり、ギターを弾きながら『光進丸』を歌ってくれたこともありました。加山さんにとって光進丸は本当に大事な存在だったんです」

光進丸は2日間にわたって燃え続けた。火災発生時には誰も乗船しておらず、出火原因が判明していない。現場となったのは小さな漁港で、さらに光進丸だけ、他の船から離れた場所に係留されていた。そのため目撃者もおらず、一部では「放火説」まで報じられている。出火の原因はミステリーにつつまれているのだ。日本海難防止協会の鏡信春・常務理事が話す。

「船の火災というのは、航行時にエンジンルームや積み荷から出火するというケースが多い。係留中に運航していない状態での火災というのはあまり事例がありません。現場の検証を待たないと、原因の推測もできない状態です」

現時点では電気系統のトラブルという説が有力だが、光進丸は船体の損傷が激しく、今後の現場検証でもどこまで出火原因が解明されるかはわからない。ナゾは深まるばかりなのだ。

2日、羽田空港で会見を行った加山氏。今後の新たな船を造るのかと問われ「いまは考えられない」と答えた

写真:共同通信社(1枚目写真) 蓮尾真司(2枚目写真)

 

Photo Gallary2

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