貴乃花親方 稽古場の様子を潜入撮

愛弟子による暴行事件の直前、稽古場の様子を潜入撮

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稽古を見つめる貴乃花親方。貴公俊が起こした暴行事件によって、告発状を取り下げる意思はないという

「(暴行は)事実です。深刻なことです。大変申し訳なく思っている。改めて厳しく指導していく」

そう語る貴乃花親方(45)の表情には、悔しさが滲んでいた。

突如として発覚した十両・貴公俊(たかよしとし)(20)による「付け人暴行」によって、貴乃花部屋が大きく揺れている。

「8日目の取組の際、貴公俊は付け人から誤った時間を伝えられ、慌てて土俵下へ向かう形になりました。取組も敗れ、3勝5敗と負け越し。貴公俊は支度部屋に戻るやいなや、暴言を吐きながら付け人の顔を5〜6発殴打。付け人の口から血が流れ、部屋の床には血痕が残っていたようです」(スポーツ紙記者)

なぜ、愛弟子・貴ノ岩に対する暴行問題を激しく追及してきたはずの貴乃花親方の門下生が、このタイミングで事件を起こしてしまったのか。本誌は暴行が起きた、3月18日の朝稽古の内部写真を入手。関係者以外絶対立ち入り禁止の朝稽古の様子を、貴乃花部屋関係者が明かす。

「京都・宇治での朝稽古は6時頃から始まります。稽古中、親方はじっと弟子たちを見ている。緊張感はありますが、親方が怒鳴ったり手を上げることは、絶対にありません。気になったことがあったら弟子を近くに呼んで、『もっと腰を下ろして』といったアドバイスをする。弟子たちの健康状態にもかなり気を使っていて、疲れが見える力士がいれば『もう先に上がっていいよ』と声をかけ、入門したての新人に対しては、『良いね!』と何度も褒めてまずは稽古に慣れさせるようにしています」

暴行事件の当日も、貴公俊にはいつもと同じように指導を行っていたという。

「貴公俊も親方のアドバイスに『はい!』と大きな声で返事して、汗を滴らせながら稽古に打ち込んでいました」

だが、もしかしたら貴乃花は弟子たちに優しすぎたのかもしれない。親方が不在の朝稽古では、こんな一幕もあった。

「親方がいない稽古ではどうしても緊張感に欠けてしまう。特に貴公俊は元々やんちゃな性格。稽古中に見学者の間で私語があれば『うるさいです。静かにしてください』と上から目線で叱りつけ、『これ、捨てといてください』と、ゴミを押し付ける場面もありました」(別の支援者)

暴行翌日に受けた相撲協会の聴取では、涙を浮かべ謝罪し、反省の姿を見せている貴公俊。貴乃花親方も「付け人と貴公俊の間で和解が成立した」と説明し、被害届は出さない意向を発表した。しかし、3月9日には元横綱・日馬富士の暴行事件を巡る協会の対応について、内閣府に告発状を提出していただけに、今回の不祥事が貴乃花の目指す「協会改革」の逆風となってしまうのは間違いない。

「告発状は元々、日馬富士の暴行問題の渦中の時から内閣府に提出する予定で、親方も周囲に『貴ノ岩が復帰すれば出します』と説明していた。ただ、内閣府からはまだ何の連絡も来ておらず、親方も『告発状を出すのは初めてですから、私もよく分からない部分が多いんです』と困惑している。内閣府からの返答を待っている最中にこの暴行問題ですから、親方は相当、頭を悩ませていますよ」(前出・関係者)

協会は3月29日に行われる理事会で改めて貴公俊の処分を協議するが、貴乃花親方自身への処罰も避けられないと見られている。貴乃花の悩みは深い。

稽古中の貴公俊(右端)。貴乃花親方が不在のときには、ヤンチャな態度を取ることもあったようだ

日課である神社への参拝をしてから協会へ向かう貴乃花親方。ファンに声をかけられ、記念撮影に応じる場面も

本誌未掲載カット

本誌未掲載カット

撮影:田中利勝(3枚目)

 

Photo Gallary5

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