見えた!大坂なおみ「ウィンブルドン制覇」 | FRIDAYデジタル

見えた!大坂なおみ「ウィンブルドン制覇」

もはや実力世界一

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パリバ・オープンで初優勝を決め、サーシャ・バインコーチ(左)に微笑む大坂。二人の良好な関係が窺える

「今回の優勝は決して驚くようなものではなく、『ついに出るべき人が出てきた』という印象です。現在世界ランク1位のハレプを含め、世界ランク1位経験者を3人倒しての文句なしの優勝。彼女が4大大会を制覇する日も遠くはないでしょう」(テニスライターの山口奈緒美氏)

3月18日、大坂なおみ(20)がBNPパリバ・オープンで優勝を果たした。4大大会に次ぐ格付けの大会での日本女子勢の優勝は史上初。世界ランクも44位から自己最高の22位まで上昇し、一躍日本テニス界のニューヒロインとなった。

「大坂はかなりの天然。去年の全米オープンの試合中に突然、明らかに集中力を失った場面がありました。どうしたのか尋ねると、ジョークなのか本当なのか、『ガン保険のCMが頭から離れなくなって……』という答え。本人は『私のジョークを理解するには頭がいるのよ』と笑っていましたが、彼女が話すたび、記者はポカンとしていますよ(笑)」(同前)

そんな彼女の大躍進は、昨年末、ある運命的な出会いによってもたらされたものだという。お相手は、若きイケメンコーチのサーシャ・バイン氏(33)。彼は練習の指示を出すだけでなく、「横で一緒に同じメニューに取り組む、という珍しい練習法を取る」(同前)のだとか。

「バイン氏は、大坂の微妙なジョークもきちんと理解して笑うなど、彼女の気持ちに寄り添うことができている。大坂本人も非常にリラックスできている様子で、十分な実力を持ちつつもメンタルにムラがあった彼女にとって、彼の指導はこれ以上ないほどフィットしているのでしょう」(テニスライターの秋山英宏氏)

すでに実力は「超一流のところまで来ている」(同前)と評される大坂。昨年は16強入りすら果たすことのできなかったウィンブルドンだが、今年はどこまで勝ち上がれるのか。元女子シングルス世界ランキング8位の杉山愛氏が話す。

「芝のコートで行われるウィンブルドンでは、ビッグサーバーが有利。時速200km超えのサーブを打てる大坂は、芝での戦い方を研究すれば、優勝できる実力は十分にあると思います」

コーチの愛情溢れる指導によって、大坂が日本女子テニス史上初のウィンブルドン制覇を果たす日も近いのだ。

180cmの日本人離れした体格から繰り出す強力なストロークも彼女の武器だ

写真:アフロ ZUMA Press/アフロ

 

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