劇的CS進出! 阪神「読売に勝って日本シリーズ進出」3つの理由

阪神が最終戦で劇的なCS進出を決めた。日本シリーズをかけた宿敵・首位ジャイアンツとの戦いにも十分勝機はある。番記者たちが徹底分析。

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就任1年目でCS進出を決めた阪神・矢野耀大監督。二軍監督などを歴任し、指導者としてのキャリアを積んできた

阪神がレギュラーシーズン最終戦で、10月5日から始まるクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。今季初の6連勝で3位・広島を大逆転。勢いに乗り2位DeNAを退け、宿敵・首位ジャイアンツを破れるのか。番記者たちは「(シーズン2位から)巨人に勝って日本シリーズを進出を決めた’14年と同じ流れ」と鼻息が荒い。匿名座談会で読売に勝てる“3つの理由”を検証する――。

理由1:先発、抑えと鉄壁投手陣「圧倒的な差」

スポーツ紙記者A:まずはファーストステージでDeNAを倒さなければならないけれど、今季は得意意識がある。対戦成績は16勝8敗。横浜スタジアムでも8勝5敗と勝ち越しているので、順当に行けば突破できる可能性が高いだろう。

夕刊紙デスクB:ファイナルステージの相手は宿敵・巨人ですね。勝てると信じる最大の要因は投手陣の差でしょう。短期決戦で重要なのは、打線ではなくピッチャーの安定感ですからね。

スポーツライターC:阪神の先発陣西勇輝、青柳晃洋と2本柱が鉄壁だね。とくに青柳は最終戦(中日)で5回無失点。9月は3勝して負けなしと調子が上がっています。本人も「結果がついてきて自信が出てきた」と話しているんです。

A:救援陣にもスキがない。島本浩也、ガルシア、岩崎優、ジョンソン、藤川球児とコマ数も質も他球団を圧倒している。

C:巨人の先発は、最多勝の山口俊に頼るしかない。絶対的エース菅野智之が腰痛で、本来の投球ができないのが痛いな。

B:丸佳浩、坂本勇人、岡本和真のバットに期待するしかない、というのが原辰徳監督の本音でしょう。

理由2:赤星以来18年ぶり新人盗塁王「近本の足」

C:さらに読売投手陣をかく乱しそうなのが、阪神では’05年の赤星憲広以来18年ぶりにルーキーで盗塁王に輝いた近本光司の足。シーズン当初は消極的なプレーでスタメン落ちすることもあったけど、久慈照嘉・内野守備走塁コーチの熱心な指導で積極的に次の塁を狙えるようになった。

A:ジャイアンツの小林誠司は強肩だが、他の捕手陣には不安が残る。先頭の近本が出塁すれば、相手に相当なプレッシャーを与えられるのは間違いない。

理由3:追い込まれて冴えた「矢野采配」

B:シーズン終盤になって、劇的に良くなったのが矢野耀大監督の采配ですね。

C:シーズン序盤はとにかく明るいだけで、緊迫感がなかった。采配もオーソドックスで相手は組みしやすかったんじゃないかな。

A:変わったのは後がなくなった残り30試合ぐらいから。追い込まれて開きなおった感がある。ゲーム序盤から好機でどんどん代打をつぎ込み、救援陣を惜しみなく投入しているね。

B:4月下旬で最下位に沈み、一時は3位まで最大6.5ゲーム差をつけられていました。それが、9月16日からの9試合を8勝1敗で逆転したんだからスゴいです。

C:矢野監督も「最後は苦しい状況やった。そこで踏ん張れたのはスゴく価値がある」と話している。9月16日以降は、験を担いで髪もツメも切らなかったそうだよ。真剣味が増し監督としての風格が出てきた。

B:巨人はCSファイナルステージまで1週間以上も間があくのに、阪神は大逆転の勢いのままに戦えるのも大きいですね。日本シリーズに進出すれば、退団する鳥谷敬のプレーをもう一度甲子園で見られる。選手もファンも、鳥谷の花道として最高の舞台を望んでいます。今季の阪神は、このことも大きなモチベーションになっているのは間違いありません。

快進撃のトラがCSを勝ち抜ける。’85年以来34年ぶりの日本一が現実味を帯びてきた。

  • 写真時事通信社

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