歌舞伎町マンモス交番24時 | FRIDAYデジタル

歌舞伎町マンモス交番24時

「不夜城」と呼ばれた町で最強ポリスを発見!

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歌舞伎町のど真ん中に建つマンモス交番。事件だけで年間5000件以上対応する

「ナンだ、コラッ!」

日本最大の歓楽街、新宿・歌舞伎町に泥酔した男の怒声が響く。

3月8日、時刻は朝8時を過ぎたばかり。「酔った男が路上で暴れている」という通報を受け、近くの歌舞伎町交番(地上4階、地下1階の通称「マンモス交番」)から警察官が駆けつけた。その場で事情聴取を受けた男は逆上。いきなり警察官の頭部を殴りつける。だが、さすがは日本一の繁華街に勤務する警察官。首をひねって急所をかわすと、すぐに大外刈りを決め馬乗りに。男を簡単に押さえつけたのだ。元神奈川県警の刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が話す。

「歌舞伎町のマンモス交番ではサラリーマンやOLなどの一般人だけでなく、暴力団や半グレのトラブルにも対応しなければなりません。『不夜城』と呼ばれる繁華街で24時間事件に追われ、宿直の時には一睡もできないこともザラです。日本一忙しく、2~3年経験を積めば全国どこの交番でも通用すると言われます」

冒頭のように、泥酔者から暴行を受けるケースも多い。小川氏が続ける。

「警察官には警棒も拳銃も使用には細かい規定があり、原則素手で対応しなければなりません。そのため週に1~2回は、柔道や逮捕術の訓練を受ける。逮捕術では酔っ払い役と警察官役に分かれ、相手を制圧する練習もします。写真の警察官は男の動きを片手で押さえて抵抗できないようにし、無線で応援を要請したようです。ほぼ満点の対応でしょう。警察官を殴った男の罪は、公務執行妨害罪。病院に通うほどのケガを負わせていたら傷害罪も加わり、15年以下の懲役または50万円以下の罰金になります」

本誌が目撃したのは、日本一多忙な交番で活躍する最強ポリスだったのだ。

最強ポリスが暴れる泥酔男を取り押さえる。しゃがみ込んでいるのは男の知人女性。朝まで一緒に飲んでいたようだ

通報を受け緊急出動するマンモス交番のポリスたち。一日20回以上の出動も

撮影:神山 文

 

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