NHK『いだてん』打ち上げで魅せた綾瀬はるか&橋本愛の“色香”
ビートたけし、松坂桃李らも参加し、視聴率は最低も「打ち上げ」だけは史上最大級
綾瀬はるか

「たけしさん、入られます!」
無線が飛ぶや、辺りに緊張が走る。車寄せへ飛び出し、直立不動で出迎える若い衆――ではなく、スタッフたち。
10月4日、東京・港区の高級ホテルは北野武監督作品『アウトレイジ』ばりの緊張感に包まれていた。
実はこの日、件(くだん)のホテル地下の宴会場で、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』のクランクアップを祝う打ち上げが行われていたのである。
「2月10日放送の第6話から視聴率1ケタ台に沈み込み、第32話(8月25日放送)では5.0%をマークするなど、ワースト記録ずくめだった『いだてん』ですが、打ち上げの規模は史上最大級。演者とスタッフ合わせてなんと総勢600名が会場に詰め掛けました。会場に入れず、終了まで外で立っていたマネージャーもいましたよ」(芸能プロ幹部)
人数も凄いが、参加者のグレードも史上最高クラス。ロールスロイスで会場に乗り付けたビートたけし(72)のほか、第一部の主人公である”日本マラソンの父”金栗四三(しそう)を演じた中村勘九郎(37)、第二部の主人公、新聞記者の田畑政治(まさじ)を演じる阿部サダヲ(49)、ドレスの黒と透き通る白い肌のコントラストがまぶしい綾瀬はるか(34)ら、主演クラスの大物がロビーのあちこちを歩いていた。
「役所広司、竹野内豊、大竹しのぶに松坂桃李、斎藤工や生田斗真もいましたよ。そこに杉咲花や上白石萌歌(もか)、橋本愛ら若手女優が花を添える感じ。勘九郎さんは前にも一度、大河には出ているんですけど(『新選組!』)、『あのときは演者が男ばかりでした。今回は楽しかった~』と笑ってました。打ち上げではたけしさんが乾杯の音頭を取ったんですが、劇中の古今亭志ん生そのままの滑舌の悪さで、ちょっと何を言っているかわからなかった……(笑)。面白かったのは、脚本担当の宮藤(くどう)官九郎さんのスピーチ。ドラマに触発されてランニングをしていたら、一般の視聴者に見つかったらしく、『視聴率が悪いから走ってるの?』と聞かれたんだそうです」(打ち上げ出席者)
そのクドカンが自身のラジオ番組で語っていたように、出演者たちが順番に挨拶をしただけで1次会が終了。しかも終了予定時刻の21時を1時間近くオーバーしていたというから、さすが「史上最大級の打ち上げ」である。ちなみに会費は7000円。こちらも「史上最大級の額」(NHK関係者)だとか。
「早く移動しましょう」と阿部サダヲの五本締めで1次会はようやくお開き。
スターたちとスタッフ約300人は、近くのイタリアンレストランで「史上最大級の2次会」に臨むのだった――。
橋本 愛

松坂桃李
生田斗真
中村勘九郎
阿部サダヲ
ビートたけし







『FRIDAY』2019年10月25日号より
撮影:高塚一郎 西原秀(橋本、生田、松坂)