木下優樹菜、東ちづる…「悪気無し」でも炎上する芸能人の“性質”
芸能人と炎上は切っても切り離せない――。
なかには「安田大サーカス」のクロちゃんや、政治家からタレントに転身した上西小百合のように、つぶやいた瞬間即炎上するタイプもいるが、大半は本人に悪気がない中で発生する。
もっか大炎上中なのは“おバカキャラ”からすっかりママタレに変貌を遂げた木下優樹菜。実姉が勤務し、トラブルになっている東京・江戸川区のタピオカ店の関係者に恫喝めいたDM(ダイレクトメッセージ)を送っていたことがバレてしまったのだ。
木下は、「いい年こいたばばあにいちいち言う事じゃないと思うしばかばかしいんだけどさー」「出方次第でこっちも事務所総出でやりますね」「色々頭悪すぎな」と、ヤンキー丸出しで攻撃。
直前の6日にはインスタグラムでは、
「(姉は)給料もちゃんともらえず、、給料明細までもらえず、、、」「お姉ちゃんは、盗んだ犯人みたいな扱いされたり」(現在は削除)
と記し、あくまで被害者=姉であることを強調していたため、のちにDMが暴露されると、一転して批判が集中した。
「木下さんのインスタフォロワーは約530万人。そのフォロワーに向かって姉のトラブルをわざわざ報告したのは、530万人の“味方”を使って店側にプレッシャーをかける狙いがあったのではないか。それもDMが暴露され形勢逆転。フォロワーが『なんだよ、そういうことかよ』と、裏切られた気分になるのは当然で、この手の炎上は鎮火に時間がかかるでしょう」(芸能プロ関係者)
木下は曲がったことが大嫌いで、後輩タレントが言いづらいことも、本人に代わって上司に進言するなど姉御肌なことで知られる。テレビ関係者は、
「家族を守ろうとカーっとなってしまった部分はあると思う。決して悪気があったわけではない」と付け加える。
似たような炎上を招いたのは、女優の東ちづるだ。
先月19日、ツイッターで京都・祇園でタクシー運転手の言動に憤慨したことを告白。パートナーの車いすを乗せてもらうため「トランクを開けてほしい」とお願いしたところ、乗車拒否されたそうで、東は「障碍者差別解消法」のことや「オリパラに向けて国単位で多様性社会をめざしていること、そして何より私たちの楽しくなるはずの今日1日がこの瞬間に不快になってしまったこと」を伝えたという。
さらに一緒にいた友人が運転手に「お宅の会社の社長さんは友達や。このこと言うたら、あんたエライことになるで」とかましたところ、ドライバーは小さな声で「すいませんでした」と謝罪。東は「反省ではなく、ヤバイ…という声だった」とリポートした。
ネット上では東らの対応に賛同する声もあったが、他方で「やってることは恫喝」「最初から介護タクシー呼べばいいのでは?」と異論も。
「“正義感”の押し売りというやつですね。東さんの主張は正論なんですが、ハナにつく物言いと、やはり知人の脅し文句はまずい。その部分をカットしてツイートしてもいいのに、それをしないということは、東さんもどこがマズイかわかっていないのだろう」(ワイドショー関係者)
自分の常識が世間の常識と勘違いしている人が陥りやすい炎上の仕方と言える。
“炎上女王”の異名を取る歌手のmisonoも大火の中にいる。
「精巣がんによる胚細胞腫瘍」と診断された夫のNosukeを献身的に支え、自身も多忙なスケジュールで身体に変調をきたした。病名は原因不明のめまいが続くメニエール病。
7日放送のフジテレビ系『ノンストップ!』の中で明らかにしたが、事前にブログで病名公表を予告していたことで「また話題つくり」「別に公表しなくても」と集中砲火を浴びている。
「過去にもブログで引退表明して撤回したり、重大発表とあおって結局は告知だったりした印象が強いため、一部のネットユーザーの標的にされています。家族のこともあり、『見直した』という声も聞かれるのですが…」(前出・芸能プロ関係者)
悪気のない炎上ほど怖いものはない――。
PHOTO:桑田 真