誰が金メダル? 平昌五輪のCMキング&クイーン一挙公開! | FRIDAYデジタル

誰が金メダル? 平昌五輪のCMキング&クイーン一挙公開!

羽生結弦のお値段は? カーリング娘の価値はどのくらい? 大手広告代理店の極秘データで判明した

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史上最多となる13個のメダルを獲得。列島を沸かせた平昌(ピョンチャン)五輪のオリンピアンたちはメディアに引っ張りダコとなった。

だが、このフィーバー、まだまだ終わりそうにない。今度はCM業界からオファーが殺到しているのだ。「タレント顔負けの人気――というか、すでにタレントとして見ています」と言うのは、大手広告代理店でリサーチを担当するA氏だ。

「66年ぶり連覇を達成したフィギュアの羽生結弦は、各種リサーチでも性別年代問わず人気&知名度でトップ。そこらのタレントでは太刀打ちできません。CM界でも『絶対王者』と言っても過言ではないでしょう。ルックスよし、実力よし。何より、ケガを乗り越え、偉業を達成するなどイメージも最高。『CM料金は年間契約で1億円』と報じられていますが、国民栄誉賞受賞となれば1億5000万円まで跳ね上がると見ています。すでに『ANA』など大手企業と契約していますが、『トヨタ』や『パナソニック』らナショナルクライアントと現在、新規契約に向けて調整中です」

向かうところ敵なしのユヅくんだが、本人の、何よりファンの世界観を崩さぬよう、「厳しい内容のチェックがあるのが玉にキズ」(A氏)なのだとか――。

羽生とワン・ツーフィニッシュを飾った宇野昌磨(20)の評価もうなぎ上りだ。

「アイドル的なルックスと大のゲーム好きなのを好感して『ソニー』や『任天堂』、『バンダイナムコ』などのゲーム業界が手を挙げています。『ゲームに夢中になっているうちに滑走順が来てしまう』なんてCMが提案されているそうです(笑)」

フィギュアといえば、CM業界では長く羽生と浅田真央(27)がツートップだったが、今回、女子は宮原知子(19)の4位が最高。CM料金も「1300万円と羽生の8分の1程度」(A氏)だ。

「タレントの場合、『3000万円を超えれば一流』とされますが、女子アスリートは明るく、健康的でクリーンなイメージ。美女も多いので、お菓子、化粧品メーカーなどからも引き合いがあります」

まさにそのイメージにピッタリなのがカーリング娘たち。史上初のメダル獲得もさることながら、北海道なまりのノンビリした会話や、スイーツをモグモグ食べる愛くるしさがウケて、クライアントからの問い合わせ数では今回、断トツの1位なのだという。再びA氏の話。

「大手ハンバーガーチェーンから『ストーンがハンバーガーになり、相手チームと一緒にモグモグしちゃう』という内容のCM案がプレゼンされているようです。『カーリング娘』としてのCM年間契約料はズバリ、3000万円。藤澤五月、吉田知那美(ちなみ)に関しては『ピン売りはあるのか?』というオファーも来たようですが、チームの方針で断ったとか」

スポーツビジネスにチャンスを見出している電通ら大手広告代理店は取引先300社弱に対して緊急アンケートを実施。「誰を使いたいか?」「直近のプレゼンで年間のCM契約料として、いくらを提示したか?」等のデータを集めた。

本誌は、大手広告代理店がまとめたこの4月から適用されるベース価格一覧を入手。そこから主要なアスリートを抜き出し、高い順に並べたのが下の表だ。

ちなみに、CMギャラの隣の数字は、ゴールデンタイムのバラエティ番組に1時間、ゲスト出演した際の出演料である。

「プロかアマかによってギャラは異なります。マネジメント事務所に所属していれば、そちらとの交渉になりますが、だいたい10万〜50万円に収まります。ただ、羽生なんかは企画が気に入ればヒトケタで出演することもある。交渉次第なので、局ごとに出演料は異なります。どの選手にいくら払ったかは、経理や事業部などに『実績』として蓄積されています」(バラエティ番組関係者)

では、他の主な選手を見ていこう。

声援に応えるカーリング女子日本代表。左から吉田姉妹、藤澤、鈴木、本橋。地元・北海道訛りの「そだねー」が話題に

髙木姉妹の再加速

スピードスケート500mで金メダルに輝いた小平奈緒(31)は2500万円。

強さに加え、泣き崩れるライバル・李相花(イサンファ)を抱き締めた男前ぶりが女性視聴者に強烈に支持されているという。

「正確無比な滑りから、地元・長野の『セイコーエプソン』のほか、『リコー』や『キヤノン』など、精密機械メーカーが名乗りを上げています。小平ファンの坂上忍の要望で『バイキング』(フジテレビ系)から出演オファーがあったようですが、『競技に集中したい』と冷静にお断りしたそうです」(大手広告代理店キャスティング担当のB氏)

スピードスケートでは、髙木菜那(なな)(25)と髙木美帆(23)も初のメダルを獲得し、美人姉妹としてブレイクした。女子が2種目で金を獲ったのも、姉妹で同時に金メダルを獲ったのも史上初だ。

「CMギャラはピンだと1500万円、姉妹セットだと3000万円。テレビの出演ギャラも姉妹セットだと90万円にアップします」(前出・A氏)

髙木姉妹の勢いは今後、ますます加速する。そう見ているのは、スポーツライターの後藤茂喜氏だ。

「実は女子スピードスケート陣で東京五輪を目指す計画がある。日頃から練習に取り入れている自転車で夏の五輪でも金を狙うというのです」

姉妹で夏冬連覇となれば、インパクトは、とてつもなくデカいが――。

意外や、髙梨沙羅(21)も平昌で獲った銅メダルが五輪初メダルだ。

「天才ジャンパーとして高校生のころから有名人だったから知名度は文句なし。そこに『4位に終わったソチ五輪の雪辱』という物語が加わり、500万円アップを勝ち取りました。現行でも『森永製菓』や実家の稼業である『セブン‐イレブン』などに出演中の売れっ子ですが、メイクが上手くなったのを受けて『資生堂』が手を挙げているとか」(前出・B氏)

一方、『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心 」のつくり方』(東洋経済新報社)を上梓した”レジェンド”葛西紀明(45)は最高の結果を出せず500万円ダウンに……。

巨星が墜ちる代わりに、昇ってきたのが19歳の新星、平野歩夢だ。

「ショーン・ホワイト(米)の後塵(こうじん)を拝しましたが、まだ19歳。海外での知名度が抜群に高いので、グローバル展開を目指す企業の広告にはうってつけでしょう」(前出・B氏)

「CM料金」は年間契約料のベース価格。「TVギャラ」はゴールデンの1時間番組にゲスト出演した際の出演料の相場。表中の「―」は「実績なし」の意。*印はカーリングメンバー全員での価格を指す

オリンピアン以外のアスリートにも触れておこう。ここ数年、覇を競っているのが松山英樹(26)とロサンゼルス・エンゼルスに移籍した大谷翔平(23)だ。

「社長や経営者などゴルフと親和性の高い富裕層に広く認知されているからゴルファーは人気。広告効果が高いぶん、回収率も高く、ギャラも高騰します。松山は『レクサス』と4年5億円の大型契約を結んでいます」(中堅広告代理店幹部)

昨季、『全米オープン』で2位につけるなどCMキングの座は安泰に見えた松山だが、左手首の故障が響いて、新価格は8000万円と値を下げた。替わって1位に躍り出たのが大谷だ。

「大谷のフレッシュさ、チャレンジスピリットが買われた形ですね。西海岸便を宣伝したい『JAL』などが熱視線を送っています。メジャーで二刀流といえば”野球の神様”ベーブ・ルース。メジャーでも投打に活躍できれば、松井秀喜が持っている過去最高記録の1億5000万円突破も夢ではない」(前出・幹部)

ちなみに大谷が抜けた日本ハムに入った黄金ルーキー、清宮幸太郎(18)は、

「知名度はすでに球界トップクラス。ホンワカした人柄を好感した飲料、お菓子メーカーから問い合わせはありますが、結果を残してからでしょう」(前出・幹部)

ボクシング界を盛り上げる二大スターは評価が分かれた。幹部が続ける。

「村田諒太も井上尚弥もイケメンですが、井上は悪く言えば強いだけ。訴求力に欠ける。その点、村田はロンドン五輪金メダルからの、日本史上二人目のミドル級王者。北京五輪出場を逃した後に一度引退していたり、誤審で涙をのんだりと人生に起伏があるんです」

禍福はあざなえる縄のごとし、か。

軒並みダウンと哀愁が漂ってきたのが、本田圭佑(31)、長友佑都(31)、香川真司(28)の日本代表落選トリオだ。

「本田はセリエAからメキシコリーグ、長友はトルコリーグへ移籍と、都落ち感が嫌気されています。香川はドルトムントに残っていますがベンチを温める日が多くなっている。数多く出演していたCMもいまや『スポーツブル』くらいですから」(CMリサーチ会社関係者)

アスリートは何をおいても結果なのだ。

大谷は23歳にしてCM王争いの常連。父が経営する会社がマネジメントを担当

昨季、米ツアーで2勝をマーク。『報知プロスポーツ大賞』に輝いた松山の今年の目標は「最多勝」だ

発言もファッションもトガッていたが、存在感は薄れる一方。それでもサッカー選手では知名度はトップクラス

 

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