売りにすると消える? アンジェリカに見るセレブタレントの末路 | FRIDAYデジタル

売りにすると消える? アンジェリカに見るセレブタレントの末路

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モデルとして出演したショーでランウェイを颯爽と歩く姿は、観客の目をくぎ付けにしていたのだが……
モデルとして出演したショーでランウェイを颯爽と歩く姿は、観客の目をくぎ付けにしていたのだが……

道端アンジェリカの夫が恐喝容疑で逮捕され、夫が被害者を恐喝する現場に居合わせた彼女も取り調べを受けることになった。

カレン、ジェシカ、アンジェリカの道端3姉妹は美人ファッションモデルとして知られている。ファンからはそのゴージャスな容姿から“セレブ”として憧れられていた。

日本の芸能界ではよく耳にするこの“セレブ”という言葉。一般的にお金持ちを差す言葉として使われているようだが、英語のセレブ(celebrity)は本来、著名人や有名人、名士など、話題になっている人を意味している。

「海外では“お金持ち=セレブ”ではありません。お金持ちでも、王族や貴族、実業家や医者などいろいろ種類がありますけれど、セレブと呼ばれない人もいます。セレブと呼ばれる人たちは芸能人やプロスポーツ選手などメディアによく登場する人たちです。結果的にお金持ちですけどね」(海外通信社記者)

つまり海外でセレブと呼ばれるためには、まずある程度名前が知られていなければならないのだ。逆に日本では、有名人でない一般人でも、お金持ちというだけでセレブと呼ばれることがある。

そして日本の芸能界はセレブが好きだ。“オネエキャラ”や“デブキャラ”“ママタレ”“おバカタレント”と同様に、キャラクターとして重宝されている。稀少なキャラクターのため、たまに登場する“セレブタレント”はバラエティー番組で引っ張りだこになることもある。

「芸能界でセレブと呼ばれるためには、“お金持ち”であることに加え、“ゴージャス感”が必要です。“本当にお金を持っていますよ”という証拠を示すためでしょうか。高価な服やアクセサリーを身に着けて、豪邸に住み、優雅な生活をしていることが必至条件です。頻繁に海外に出かけていて、しかも飛行機は常にファーストクラスとかね」(芸能プロ関係者)

これまで“セレブ”を売りにしたモデルやタレントが何人も登場している。記憶に新しいところでは、マリエ、ソンミ、大沢ケイミ……。彼女たちは親か親族が超お金持ちということで話題になったタレントだが、最近は名前を聞くことも少なくなった。

その理由は芸能界を引退したり、タレントとしての賞味期限が切れたりということもあるが、“超お金持ち”という彼らのアイデンティティー自体が怪しくなってきたからという理由もあった。メッキが剥がれるということだろう。“セレブタレント”の多くはそうして消えていったのだ。

「このように、中味が伴わないセレブタレントは消えていく運命にあります。アンジェリカさんの場合は、お姉さんのジェシカさんはF1ドライバーのジェイソン・バトン氏と結婚して世界的にも名前が知られるようになりました。離婚はしましたが、相当な額の財産分与もされていると思います。彼女は本当のセレブといっていいでしょう。アンジェリカさんはそんなお姉さんに憧れていたと思います」(同・芸能プロ関係者)

リアルセレブを目指していたのだろうが、夫が逮捕されてしまっては、この先彼女がそう呼ばれることはないだろう。

  • 佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • 写真アフロ

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