復活遂げるASKA 四段の実力でも剣道大会で3試合全敗の胴着姿
覚せい剤所持で逮捕から5年……。武道の神髄「克己心」を通じて完全復活の道を模索中
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「メ~ン!」
独特の美声にのせた気合の一撃は、どうやら惜しくも届かなかったようだ。
台風が過ぎ去った体育の日(10月14日)の昼下がり、東京・港区の路上に、道着姿のASKA(61)の姿があった。
「この日、ASKAさんは『コント赤信号』のリーダー・渡辺正行さんに誘われて、港区内の体育館で剣道の大会に出場していました。『情報系企業剣道大会』というもので、参加者は主に企業のサラリーマン剣士たちでした」(大会関係者)
’14年に覚せい剤取締法違反で逮捕されてから5年。歌手活動も再開し、完全復活を遂げつつあるASKAだが、何だか元気がない。トボトボとうつむき加減で歩き、連れの男女とも話は弾んでいない様子だ。
父の影響で幼少期から剣道に勤しんできたASKAは、四段の段位を持つ芸能界きっての実力派剣士。だが、寄る年波には勝てなかったのか、試合結果は芳しくなかったという。
「5人チームの中堅として出場したASKAさんですが、結果は全敗。チームも1勝2敗だったそうです」(同前)
とはいえ、ASKAは現在、熱心に剣道の稽古を積んでおり、10月はあと2回、大会出場を予定している。武道の神髄は己に勝つこと。ASKAには剣道家として本当の強さを見せてほしい。それがファンの願いだろう。
『FRIDAY』2019年11月1日号より
- 撮影:等々力純生