防犯カメラが捉えた!外国人殺到で「新宿ゴールデン街」は犯罪爆増
ケンカだけでなく、食い逃げ、スリ、置き引き、備品破壊なども頻発
狭い路地の真ん中で取っ組み合う、ラガーシャツの大男が二人(3枚目写真)。一人が強烈なタックルをかますと、もう一人の大男がふっ飛んで、店先にある室外機や看板をなぎ倒した。大ゲンカは約2分間にもわたり続き、最後は警官隊が出動するまでに発展した――。
小さな飲み屋が密集し、多くの文化人に愛されてきた新宿・ゴールデン街。70年の歴史を誇るこの街が、いま、外国人観光客に荒らされている。9月20日にラグビーW杯が開幕すると、試合観戦後にゴールデン街へなだれ込む観光客が急増。それに伴い、外国人による犯罪行為も頻発しているのだ。
新宿ゴールデン街商業組合の外波山(とばやま)文明理事長が語る。
「ラグビーW杯が始まってからというもの、外国人による犯罪行為が”爆増”しています。食い逃げ、スリ、荷物の置き引き、備品の破壊など、枚挙に暇(いとま)がない。組合としても防犯を強化していますが、有効な解決策にはなっていません。常連さんの客足も遠のいていて、商売あがったりですよ」
本誌は今回、”犯罪現場”を収めた防犯カメラのデータを入手。3枚目画像は、W杯帰りの酔客二人が暴れ、店の備品をぶち壊しまくる様子を映したものだ。
被害にあった店の従業員が話す。
「突然、外で大きな音がして見に行くと、外国人たちがケンカしていました。足元には倒れた室外機とひしゃげたガス管が。大柄の男二人がケンカしているのを見て、他のお客さんはみんな逃げ出してしまった。彼らの暴れ方は度を越しています」
ただ暴れるだけならまだ可愛いもので、なかには観光客のどんちゃん騒ぎに乗じて、さらに悪質な犯罪に手を染める外国人もいる。
下の画像(1)(2)は、「置き引き」の一部始終を収めた防犯カメラから抜粋したものだ。画像(1)左下に映るアジア系と思しき外国人は、キョロキョロと周囲を見渡し、”獲物”を物色。手頃な店を見つけると、ひっそりと店内に入り客のリュックをつかむ。その次の瞬間、あたかも自分のリュックのように背負い逃走した(画像2)。リュックの持ち主は数秒後に気づいて追いかけたが、既に犯人は人ごみに紛れており、見つけることはできなかった。
こんな状況では飲み屋を営業することすら困難だが、いったい警察は何をやっているのか。商店街関係者が苦々しげに言う。
「所轄の四谷警察署の対応がとにかくヒドいんです。事件が起こったら現場に駆けつけてはくれるのですが、他の仕事で忙しいのか、日頃のパトロールはしてくれません。そもそも交番に人がいないこともあります。外国人だから捜査が難しいというのもあるのかもしれませんが、犯罪者をしっかり取り締まっているのか不安が残ります」
日本中を熱狂させたラグビーW杯は閉幕を迎えたが、来年には東京五輪が控えている。外国人観光客たちの乱痴気騒ぎを放置すれば、五輪ではもっとひどいことになるだろう。
画像(1)
画像(2)
『FRIDAY』2019年11月8日号より
- 写真:新宿三光商店街振興組合(防犯カメラ)