「日本人お断り」チャイニーズマフィア経営の違法風俗店に潜入撮

東京・池袋の雑居ビル内に“本番”OKの違法風俗店がある。特異なのは「日本人お断り」の中国人専門の店なのだ。記者が潜入。女性たちの素性や経営の裏側を取材した

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記者が指名した黒髪ロング美女のA子。5階の店舗から、サービスを行うために6階の小部屋に移動する際の様子

「ウチのサービスは、”本番”もアリ。流れとしては、シャワー→生フェラ→コンドームを付けてのセックスだね。女性の取り分? 60分1万円のコースだったら7000円で、80分1万5000円のコースだったら1万1000円だよ」

筆者の知人である中国人女性が、体験入店希望者を装い電話で問い合わせをしたところ、電話口の男は悪びれることもなくそう答えた。

東京・池袋にある風俗店『R』は西川口、横浜などに系列店を約20軒持つ超人気店。だが、その存在は日本人にはまったく知られていない。なぜなら、ここは基本サービスに〝本番行為〟が含まれている違法店で、店員も客も全員中国人の、「日本人お断り」の店だからだ。

いま、こうした「中国人の中国人による中国人のための売春ビジネス」が日本中で激増している。

「在日中国人が約75万人、訪日中国人が年間約800万人いる今の日本では、中国人だけを相手にしていてもビジネスが成り立ちます。中国人向けの闇風俗を経営するのは基本的にチャイニーズマフィア。彼らは日本の暴力団のように『みかじめ料』を取るのではなく、開業のための内装、備品準備、ホームページ制作などを一手に請け負うことで利益をあげています」(元警視庁警視・江藤史朗氏)

中国系の違法店が増えても、日本の警察は見て見ぬふりを続けている。冒頭の電話口の男も、「5年以上経営していて、1日100人以上の客が来ることもあるけど、警察が摘発に来たことはない」と話す。全国紙の警視庁担当記者によれば、警察が動かないのには理由があるという。

「客も店員も全員中国人なら、日本人に直接危害が及ぶわけではないので、事件としての優先度は低くなる。また、被害者がいない案件なので摘発しても担当刑事の評価に結びつかない。だから、警察のモチベーションも上がらないんです」

モデル級の美女がズラリ

中国系違法風俗店の実態はどのようなものなのか。中国語に堪能な筆者は、中国人客を装って潜入取材を敢行した。

池袋駅西口(北)からホテル街へ向かって線路沿いの道を歩くと、2~3分で古い雑居ビルに行き当たる。『R』は、そのビルの5階にあった。扉を開けると、「歓迎光臨(ファンイングァンリン)(いらっしゃいませ)」という声とともに50代くらいの女性が現れた。

彼女に従って奥の大部屋に移動すると、そこには肩と脚を大胆に露出した若い中国人女性が20人以上ズラリと並んで座っている。筆者に微笑みかける女、煽情的に舌で唇を嘗(な)め回して誘惑する女、ダルそうにスマホをいじる女……タイプは違うが、皆モデルのようなルックスである。「自由に選んで」という50代女性の言葉に従って、筆者は下着姿の柴咲コウ似の美女・A子を指名した。

A子に連れられて、筆者はワンフロア上にある別室に移動した。部屋の奥には薄い板で仕切られた小部屋が3つ並んでおり、A子はそのうち一つの扉を開けて中に入る。4畳ほどのその小部屋には、カビと汗と精液のにおいが混ざったような異臭が漂っていた。薄い板の向こうからは、隣の客の行為中の振動がギシギシと伝わってくる。

A子はさっそく筆者の上着を脱がせようとする。「マッサージして」と筆者が頼むと、彼女は湿っぽいマットレスの上に筆者をうつぶせに寝かせた。横目に見る胸は風船のように真ん丸で、Fカップはありそうだ。色白の太ももを見つめながらA子の出自について尋ねると、彼女は筆者の背中をマッサージしながらこう答えた。

「生まれは四川省で23歳よ。今年の4月に来日して、今は日本語学校に通ってるの。日本語が話せないから、いいバイトが見つからなくて。困っていたら、クラスメイトの中国人の女の子がこの店を紹介してくれたの。親から仕送りはしてもらってるんだけど、オシャレしたり友達と遊びに行ったりするには足りないから、週に2回だけここで働いてる。違法かどうかより、私にとっては摘発されないことのほうが重要。この店は安全だって聞いたから働くことに決めたの」

異国の地でカラダを売る理由は、「生活のため」でも「故郷の家族のため」でもなく、「遊ぶ金欲しさ」だったようだ。

「ここで働く理由は人それぞれ。多いのは『手軽にカネを稼ぎたい』っていう子ね。中国で売春なんてしたら逮捕されるし、日本のほうが安全だもの。観光ビザで来て、90日の滞在期間で200万円くらい稼いで帰国する子もいるのよ。私は本番行為に関しても割りきってる。減るもんじゃないし、そうでもして稼がないと、女の子らしい生活は送れないもの」

にこやかに話す彼女に、後ろめたさはないようだった。筆者はA子との会話を終えると、店を後にした。

いくら中国人コミュニティの中で完結しているとはいえ、売春の斡旋(あっせん)は犯罪だ。風紀の乱れなど日本社会全体への悪影響も否定できない。

「中国系違法風俗店の9割近くは個人経営。彼ら経営者はまず税金を払いません。それ以外にも問題はあります。中国人コミュニティが巨大化すると、その土地に利害関係を持つ日本の暴力団と抗争が起こることがあるのです。12〜13年ほど前の話ですが、過去には中国人コミュニティを仕切るチャイニーズマフィアと日本の暴力団が殺し合いになったこともあります」(前出・江藤氏)

違法風俗店を放置すれば犯罪の温床になる。警察は放置するべきではない。

池袋駅西口(北)から徒歩5分ほどの雑居ビルにある違法風俗店『R』。中国人以外の客が訪れることはほぼない
『R』のホームページより。その日に出勤する女性の顔写真を確認することができる
筆者が指名したA子は、普段は日本語学校に通う23歳の学生だ

 

 

サービス前、布団の上にタオルを敷く準備をするA子
池袋駅西口(北)周辺の風俗街。この一角に『R』がある。看板が出ていないため、ビルの外から探すことは不可能

『FRIDAY』2019年11月8日号より

  • 取材・文広瀬大介

Photo Gallary6

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