通勤服カジュアル元年! 脱スーツでダサくならないための条件とは

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お堅いメガバンクも「服装自由化」。対応に追われるスーツショップ

近頃、働き方改革の一環として服装自由化を進める会社の増加が目立つ。銀行や生保といったお堅い印象の業界でも、ノーネクタイやカジュアルな服装での勤務を認める企業が増え、この9月にはメガバンクの三井住友銀行も東京と大阪の本店で、夏のクールビズだけでなく通年の「服装自由化」がスタートした。

三井住友銀行では、9月に東京と大阪の本店で通年の「服装自由化」を開始。今後は、一部支店でも試行を開始する予定だ (写真:アフロ)

「前例や常識にとらわれず、新しいことにチャレンジしやすい環境を作ることなど、銀行のカルチャー改革を目的として、7、8月に本部部署でドレスコードフリーを実施。従業員へのアンケートで“前向きな気持ちで業務に取り組めた”“同僚や他部署とのコミュニケーションが活性化した”といった好意回答が多かったことを踏まえ、9月以降、本部部署での通年化が決まりました」

そう話すのは三井住友銀行の広報部担当者。銀行員=スーツが当たり前だったからこその反発はなかったのだろうか?

「一部に“服装の購入費用がかさむ”“毎日服装を選ぶのが大変”といった声もありましたが、ドレスコードフリーは必ずしもカジュアル服である必要はなく、スーツも可なので、とくに大きな問題にはならないと考えています。今後、一部支店でも試行を開始する予定です」(三井住友銀行 広報部担当者)  

このような流れの中、スーツでお馴染みのAOKIは既存のスーツ売り場を縮小し、オフィスのカジュアル化に対応するセットアップスーツの売り場を30%拡大するなど対応に追われている。

窮屈なスーツを脱ぎ捨てたはいいが、さて、会社に何を着て行こう? 頭を悩ませるサラリーマンも多いはず。実際、上記AOKIが服装自由化導入の企業従業員に行ったアンケートでも「自由といわれ、何を着ていけばよいかわからなくなった」(40代男性)「導入はじめの1週間は、様子見のためスーツで通勤した」(40代男性)など、戸惑う声が多く聞かれた。

街では、オフィスの「服装自由化」に戸惑う声も(写真:アフロ)

自由化、カジュアル化とはいえ、着古したラフなTシャツ+デニムはオフィスにそぐわないし、社外の人との打ち合わせ時などは、できるだけ相手に失礼のない服装を選ぶ必要があるだろう。

オフィスにふさわしいストレスフリーな着こなしとは?

そんな悩めるサラリーマン諸氏のために、メンズファッション誌や男性芸能人のスタイリングも数多く手がけるスタイリストの岩崎聡美氏が、今の時代にフィットするオフィススタイルを提案してくれた。

「今回は“程よくきちんと感”をキープしながら、決して堅苦しくないスーツスタイルの提案です。まずはスーツそのものをカジュアル感があるタイプに変えることが必要ですね。ジャケットもパンツもリラックス感のあるタイプが今の主流なので、センスアップを目指すなら、そこは譲れないポイントですね。また、そういうスーツにこそスニーカーが似合うと思います。 

さらに軽さや動きやすさ、シワになりにくい、自宅で洗濯できるといった機能性に注目した服選びをすることで、オフィスワークがぐっと快適になリます」(スタイリスト岩崎聡美さん 以下同) 

ほどよいサイズ感の白Tシャツ&ダッドスニーカーが決め手

ジャケット¥19900・パンツ(ともにLES MUES)¥7990・ Tシャツ¥5990(すべて税抜き)/AOKI スニーカー(ナイキ)¥17600(税込み)/ABC-MART

「カジュアルスーツの定番とも言える着こなし。シルエットはやや細身ですが、ストレッチが効いているので動きやすさは言うことなしです。インナーの白Tシャツは透け感のない厚手素材で、着丈が長すぎないものを。パンツの丈はくるぶしくらいのちょい短めで今っぽく。スニーカーソックスで肌をのぞかせ、ダッドスニーカーで足元にボリュームを持たせれば完璧です」

社内ではニットとパンツで。来客や会議の際はジャケットオン

ジャケット¥39900・パンツ(ともにANNIVERSAIRE)¥15900・ニット¥5990・シャツ¥4990・タイ¥9990(すべて税抜き)/AOKI  ローファー(ホーキンス)¥22000(税込み)/ABC-MART

「フラノ素材のちょっとルーズなジャケットとパンツです。シャツにクルーネックニットを重ね、おしゃれ小物としてタイをプラスしました。こういうトップスにチノパンを合わせると、一気に学生っぽくなるので注意してください。ここでは足元にローファーを選びましたが、クラシックなシンプルスニーカーもハマると思います」

カジュアル感ときちんと見えが両立するカーキジャケット+チェックパンツ 

ジャケット¥19000・パンツ¥8800・ニット¥9800(すべて税抜き)/ザ・スーツカンパニー スニーカー(リーボック)¥19800(税込み)/ABC-MART

「ジャケット、パンツともにストレッチ素材です。パンツは無地に見えて、実はチェック柄がプリントされたジャージー素材。インにニットを合わせる場合は、タートルやハイネックではなく、クルーか浅いVネックを選んで。襟元と裾から白Tシャツをのぞかせると、よりカジュアルに仕上がります。靴はボリュームのあるサイドゴアブーツなどもおすすめ」

ブラウン系セットアップと同系色インナーで作る最旬ワントーンコーデ

ジャケット¥23000・パンツ¥11000(ともに税抜き)/ザ・スーツカンパニー シャツ・スニーカー(アディダス)/ともにスタイリスト私物

「ちょい難易度高めのブラウンコーディネートですが、これをモノにできたらおしゃれレベルもグンと引き上がります。スポーティなディテールを持つパンツは、アクティブな印象をアピールできるドローコード使用。ストレッチ素材なので動きやすさも抜群です。注目のノーカラーシャツも同系色を選んだら、白のスニーカーで軽やかな抜け感をプラスしてください」

通勤服カジュアル化のトレンドに乗り遅れないために、目指すスタイル、買い揃えるべきアイテムを絞り込むことはできただろうか? 最先端のおしゃれ上級者にはなれなくとも、現代を生きる社会人たるもの、周りに好印象を与えることができる着こなしくらいは身につけたいものだ。 

■問い合わせ先 AOKI(お客様相談室・フリーコール):0120-13-7888 /ザ・スーツカンパニー 銀座本店:03-3562-7637 /ABC-MART:03-3476-5448

  • 取材・文葛畑祥子撮影金栄珠スタイリング岩崎聡美

Photo Gallary6

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