韓国・文在寅大統領 大逆転シナリオ“11月に金正恩が電撃訪韓”

日韓関係の改善に躍起になっている韓国の文在寅大統領。この姿勢を経済界が歓迎し支持率が回復している。劣勢に立っていた文氏は、逆転へさらなる驚愕のシナリオを描いている

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日韓関係の改善で少しずつ支持率が回復している韓国の文在寅大統領。安倍晋三首相との早期首脳会談の実現を望むが、今のところ具体的な動きはない

「韓日関係を、未来志向的な方向に転換することを願う。近い時期に会って、相互の関心事について議論することを希望する」

10月24日に安倍晋三首相と会談した韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相は、こう書かれた文在寅大統領の親書を手渡した。11月3日~5日にタイで行われる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議などの場で、日韓首脳会談を実現したいと要望したのだ。

ここにきて、文大統領が日韓関係の改善に躍起になっている。

「理由は二つあります。一つは米国の圧力です。米国は、韓国が8月に破棄した軍事情報包括保護協定を元に戻すよう強く求めている。日韓と同盟関係にある米国にとって、両国が軍事情報を共有できないと東アジアの安全保障の維持に大きな障害となりますからね。二つ目が停滞する韓国経済です。輸出は昨年12月以降、11ヵ月連続でマイナス。とくに日本向け輸出は10月期、前年同月比14%ほど減少しています。経済成長率は、’08年のリーマンショック以来最低の2%まで下落。文大統領の支持率は一時、政権維持危険水域といわれる40%割れをしました」(韓国紙記者)

二つの圧力により、文大統領は反日政策から大きく舵を切った。韓国経済界は、この動きを歓迎。10月31日に発表された支持率は49%まで回復し、2ヵ月半ぶりに不支持率(48%)を上回ったのだ。

最側近の曺国(チョ・グク)氏の法相辞任など、劣勢に立たされ続けてきた文大統領。逆襲のために、さらなるシナリオを描いているという。

「11月25日~27日に韓国南部・釜山で行われる、ASEAN特別首脳会議に北朝鮮の金正恩委員長を招待するというのです。韓国の国家情報院は、『米国との非核化交渉の進展しだいでは(金氏の)電撃訪韓の可能性はある』との見解を発表しています。南北融和は、文大統領が掲げる主要課題の一つ。実現すれば、“曺国スキャンダル”などで離反した支持層を再び呼び戻すことができるでしょう」(同前)

だが、文大統領の計画は“絵にかいた餅”のようだ。「コリア・レポート」編集長の辺真一氏が解説する。

「金正恩氏の電撃訪韓の話は、以前からありました。私は、文政権が支持率を上げるためにした情報操作だと思います。国家情報院の幹部が東南アジアで北朝鮮高官から得た話らしいですが、それ自体が怪しい。本当に訪韓するなら金正恩氏を警護するために、先遣隊が来ているハズです。また10月15日に平壌で行われたサッカーW杯予選の南北戦が乱闘騒ぎになるなど、北朝鮮に融和ムードもありません。支持率が回復しているとはいえ、こうした実現不可能な計画を持ち出すほど文政権は打つ手に窮しているのでしょう」

支持率が多少回復しても、文統領は危機的状況を脱してはいないようだ。

  • 写真ロイター/アフロ

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