米ツアー最多タイ82勝!タイガー・ウッズが脱力スイングで大復活

ケガやスキャンダルを乗り越えた44歳は、次元の違う「強さ」を手に入れていた

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『ZOZOチャンピオンシップ』最終日、最後までタイガーのショットは大崩れすることがなかった

まさに独壇場だった。

タイガー・ウッズが、日本初開催となったPGAツアー公式戦『ZOZOチャンピオンシップ』の初代王者に輝いた。しかも初日から最終日まで一度もトップを譲らない完全優勝を果たしたのだ。

今年12月で44歳。腰痛や左膝の故障を抱える一方で、不倫騒動、セックス依存症、交通事故による逮捕など数々のスキャンダルを乗り越えてきたタイガーの強さは、20代の頃とはまったく異質なものに進化している。

プロゴルファーでゴルフ解説者のタケ小山氏が語る。

「さすがのタイガーもパワーはやっぱり落ちています。しかし、それ以上にゴルフに対する経験の積み重ねを感じました。ボールを自在に曲げたり、止めたりする。またグリーンのコンディションを正確に早く読む。そういう点が他の選手より、格段に優れているんです。今回の開催コースである千葉県・習志野CCのラフは、アメリカにはほとんどない芝です。その芝にアジャストして、自分のプレーに反映する力も凄かった。他のPGAツアーの選手は、ラフからのショットでフライヤーしたり、しなかったりで苦戦していましたが、タイガーは縦の距離をきっちりと合わせていましたね」

すべてが一流

タイガーのスイングは全盛期と比べると、ゆったりとしており、力を抜いて軽く振っているようにさえ見えた。それでもショットのキレはバツグンだ。

「最終組のなかで、タイガーはドライバーが一番飛んでいませんでした。それは若いプロと飛距離を争う気はなく、身体に負担をかけないようにあえてスイングスピードを抑えて、方向性を重視していたからなんです。あとはホールに応じてフェード、ドロー、高弾道、低弾道を打ち分ける。その戦い方に、他のプロは圧倒されていました」(ゴルフ専門誌記者)

その一方で、ホールアウトや移動の際は、観客に笑顔で応じる。タイガーにはスーパースターの貫禄が漂っていた。

「タイガーが醸(かも)し出す雰囲気がかつてより柔らかくなっていましたね。けれど、締める時は締めています。最終日18番ホールでグリーンに上がる際、カメラマンが近すぎるとジェスチャーで遠ざけたときは、全盛期のタイガーを感じました。オンオフのつけ方も熟練されています。

彼がこれからも歴史を塗り替えていくゴルファーであることを今回、確信しました。ドライバー、3番ウッド、アイアン、ウェッジ、パター、すべてが一流というプロは他にいないからです。ベストコンディションであれば、タイガーに勝てる選手はいない」(タケ小山氏)

タイガーは優勝会見でこう語った。

「来年また日本に戻って来られることを楽しみにしている」

誰が最強のタイガーを倒すのか。それも楽しみだ。

レストランの支配人だった、現在の恋人であるエリカ・ハーマンさん(右)と優勝の喜びを分かち合った
まるでボランティアスタッフのように、タイガー・ウッズのラウンドに同行していた前澤友作氏。『ZOZOチャンピオンシップ』大会名誉会長の彼だが、憧れのタイガーに会えたためかやや浮かれていた。そんな前澤氏の活躍(?)もあって、タイガーは最高のプレイを見せてくれた
未掲載カット 前澤友作『ZOZOチャンピオンシップ』 ボランティアスタッフのように、タイガー・ウッズのラウンドに同行
本誌未掲載カット タイガー・ウッズ『ZOZOチャンピオンシップ』 脱力スイングで大復活
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本誌未掲載カット 前澤友作『ZOZOチャンピオンシップ』 ボランティアスタッフのように、タイガー・ウッズのラウンドに同行
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『FRIDAY』2019年11月15日号より

  • 撮影小檜山毅彦

Photo Gallary10

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