『27時間テレビ』大コケ 村上信五「オリンピック司会」への暗雲 | FRIDAYデジタル

『27時間テレビ』大コケ 村上信五「オリンピック司会」への暗雲

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東京五輪を見据えての起用だったが、視聴率では惨敗してしまった村上
東京五輪を見据えての起用だったが、視聴率では惨敗してしまった村上

局内からはため息が聞こえてくる……。

11月2日から3日にかけて放送されたフジテレビ系の目玉番組『FNS27時間テレビ』。総合司会はビートたけしだったが、“キャプテン”として実質的に番組を仕切ったのは、関ジャニ∞の村上信五だった。

「今年は『にほんのスポーツは強いっ!』をテーマに、3年ぶりに生放送に挑戦しました。しかし、平均視聴率は過去最低の5・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。ライバルである日本テレビ系の『24時間テレビ』は今年、16・5%の平均視聴率を獲得していますから、惨敗と言ってもいいでしょうね」(スポーツ紙記者)

来年の東京オリンピックを見越して、スポーツに焦点を当てた今回。陸上の桐生祥秀や競泳の瀬戸大也など、来年メダルが期待できるアスリートが多数出演したにも関わらず、彼らの魅力を引き出すことが出来なかったようだ。

「特に番組を仕切っていた村上さんへの批判の声は多かった。ネット上では、《村上にセンスがない》《視聴率の低い原因の一つに村上》など、厳しい言葉が並んでいましたね。年上の大物タレントに臆せずツッコミを入れられるのが彼の魅力なのですが、逆にそのことに嫌悪感を抱く視聴者も多くいることが分かってしまったということでしょう」(ワイドショー関係者)

『27時間テレビ』の視聴率が振るわなかった結果に、フジテレビ局内の落胆ぶりは半端ないようだ。

「村上さんといえば、東京オリンピックでのフジテレビのメインキャスターに就任することが決定しています。フジとしては久々に芸能人をメインに据えて、自国開催のオリンピックを盛り上げようと思っていたのですが、今回の体たらくを見てしまったら、来年のオリンピック放送も厳しい結果になりそうですね」(フジテレビ関係者)

過去には同じジャニーズ事務所のTOKIOの国分太一が‘12年ロンドンと‘14年のソチでメインキャスターを務めている。フジにとっては、それ以来の“ジャニーズタレント”かつ芸能人のメインキャスター抜擢なのだが、局内には反対の声も多かったという。

「フジはここ2大会、芸能人のメインキャスターを立てずフィギュアスケーターの髙橋大輔さんや柔道選手だった野村忠宏さんなど五輪経験者をメインに据え、局アナが彼らをサポートする体制を取ったのです。というのも、国分さんは自分で選手たちを取材せず、コメントもありきたりな感じで盛り上がりに欠けたんです。スポーツ局や報道局の中には、東京オリンピックも芸能人を排した“硬派路線”で行きたいという声が多かったのですが、結局は国分さんと同じジャニーズタレントの村上さんが抜擢されたのです」(同・フジテレビ関係者)

局内の反対の声を押しのけて誕生した「メインキャスター・村上信五」。そこには、やはり“大人の事情”が働いているようだ。

「フジテレビとしては、解散したSMAP、活動休止になる嵐に続く人気グループである関ジャニ∞の村上をオリンピックキャスターに就任させることで、ジャニーズに恩を売ろうとしているのでしょう。中居正広の後継者として村上を育てたい事務所サイドと、思惑が一致した。ですが、今回の『27時間テレビ』で、村上の司会が視聴者に受け入れられないことが際立ってしまったからね。現場のテンションがダダ下がりで、暗雲が立ち込めていますよ」(芸能プロ関係者)

ジャニーズ人気にあやかろうとするキャスティングを、フジテレビはそろそろ改めるべきではないだろうか――。

  • 撮影山田宏次郎

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