『ガキ使』でケガの佐野史郎が怒ったダウンタウン作家のいらぬ一言 | FRIDAYデジタル

『ガキ使』でケガの佐野史郎が怒ったダウンタウン作家のいらぬ一言

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高須氏とは小学校時代からの付き合いである松本人志。今回の騒動をどう思っているのか…
高須氏とは小学校時代からの付き合いである松本人志。今回の騒動をどう思っているのか…

『ガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の恒例の年末特番がまた炎上する事態となっている。

‘17年の大晦日の同番組『絶対に笑ってはいけない!! アメリカンポリス24時』では浜田雅功が、エディー・マーフィーを模した黒塗りの顔で登場し笑いを誘ったことが物議を醸した。そんな中、今年は放送前にすでに炎上している。

茨城県で11月6日に行った同番組のロケ中に、俳優の佐野史郎が腰の骨を折るけがをした。全治2カ月の重傷だという。

「ドラム缶の中に液体窒素を入れ、その上に佐野さんが乗りラーメンを食べるというロケだったそうです。その液体窒素を破裂させて、どのくらい体が浮くかという、聞いただけでもケガする危険性が高い企画です。その実験を終えた後に佐野さんは腰の痛みを訴え、病院へ向かったのです」(スポーツ紙記者)

ケガを発表した段階では、さほど炎上していなかった。佐野は番組がお蔵入りにならないように、入院している中で「番組放送に関しましては、私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております」とコメント。大人の対応をして収束させようとしたからだ。

問題はこのあと起きた。

11月9日ナイツのラジオ番組『ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)にダウンタウンの同級生であり、いまだにダウンタウンの番組を数多く担当している放送作家の高須光聖氏がゲストに登場した。「ガキの使い」でもチーフ作家を務める高須氏が、あの騒動の舞台裏を明かしたのだ。

「ここだけの話やけど元々、実は佐野さんから“もっとこうしたい”って言葉があったんです。佐野さんが、“思い切ってやりたい!”と。 “ありがとうございます!じゃあいいですか?” “大丈夫!”ってなって、(骨折の大けがに)なっちゃった。だから向こうが恐縮して……」

と、あたかも佐野が張り切ったので大けがにつながり、逆に恐縮してあのようなコメントを出したかのように発言したのだ。

しかしこれを聞いたリスナーがツイッターを通じて高須氏の発言を佐野に伝えると、11月9日中にすかさず《そんなこと、一言も言ってません。佐野史郎》と返したのだ。

そのあとも続けて《ラジオを聴いていないので、なんとも申し上げられませんが、スタッフの方から安全であることを確認した旨、うかがった上で挑戦した経緯です》とツイートし高須氏の発言を真っ向から否定した。

しかも、ツイッターだけでは伝え切れないと思ったのか、11月10日には改めて自身のブログに『「ガキつか」事故の真相⁉︎』と題する記事を公開。1800字を超える長文に思いを綴った佐野は、高須氏がラジオで語ったことに対し、

《高須さんは、現場にいらっしゃらなかったので、スタッフからそのように聞かされたならば、そのままラジオで発言なさるのは、まあ、流れの中で仕方がないことだとは思いますが、それでもね、僕が「やる」と言わなければこんな事故は起きなかったのに…というニュアンスには傷つきますが》

と、不快感をあらわにしたのだ。

これを受けてネットは荒れに荒れた。「松本がいなかったら仕事なしの腰巾着」などと高須氏をバッシングする辛辣なコメントが並んでいる。

では、なぜこのようなことを電波に乗せて公表したのか。そこには彼のバックグラウンドに端を発すると、あるテレビ局関係者は明かす。

「高須さんは浜田さんと幼稚園から、そして松本さんとは小学校からの幼馴染です。京都の大学を卒業後に上京したのですが就職に失敗し途方に暮れていた。その時にたまたま松本さんが当時大阪で始まった『4時ですよーだ』(‘87年~‘89年 毎日放送)のスタッフとして誘い、放送作家になったという経緯があるんです。現在に至るまで高須さんの仕事の8~9割はダウンタウンの番組もしくは吉本関係の番組です。特に松本さんには一生頭が上がらないでしょうね」

現在も作家として恩恵を受け続ける高須氏にとって、ダウンタウンは何があっても守るべき絶対的な存在なのだろう。

今回の騒動について佐野の所属事務所に話を聞くと、

「番組のプロデューサーを通じ、高須さんから佐野へ謝罪のメールを頂きました。誤解も解けたようですし、もう佐野もわだかまりは無いでしょうね」

とのこと。また、高須氏も11日に自身のTwitterを更新し、謝罪している。

今回の騒動で、“売れっ子作家”の辞書に「口は災いの元」という新たな言葉が加わったはずだ。

  • PHOTO坂口靖子

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