蘇った『地獄のスナフキン』! 金谷ヒデユキの浮き沈み芸人人生

小池都知事に届け! ニュースの現場で替え歌を歌う「ヒデ散歩」に密着

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『ボキャ天』で一世を風靡するも、その後はイバラの道を歩んでしまった金谷ヒデユキ

日々、様々なニュースがメディアを騒がせる。それを聞いて、悲しむ人もいれば怒る人もいる。ところが変わり者もいて、ニュースを聞くと替え歌をつくりたくなる、そんな男がいるのだ。

その名は金谷ヒデユキ。
90年代のボキャブラブームで一躍人気者となった、『地獄のスナフキン』といえば、おわかり頂ける方も多いだろう。
いま金谷ヒデユキは、ニュースの現場で替え歌を歌う“ヒデ散歩”という動画を、ネットに投稿している。
この日は、東京都庁前で替え歌を披露するとのこと、同行させてもらった。
「まずは都庁で、オリンピックネタをやって、あとは渋谷のヨシモト∞ホールで、チュートリアル徳井ですかね。それと、麻世とカイヤの離婚裁判を東京家裁で撮影する予定です」

都庁前でのオリンピックネタを聞かせてもらった。ボキャブラ天国時代と変わらずに、ネタの切れ味がいい。
その後、場所を移して話を聞いた。ボキャブラ後の活動は、決して順風満帆ではなかったようだ。

「替え歌だけじゃなく、オリジナルも作るようになっていたんですが、音楽で勝負がしたくなって、10年間、お笑いを封印して、ミュージシャン一本で活動していました。面白いことを一切言わない。ボキャブラを見ていたファンの方から、替え歌をリクエストされても、絶対に歌いませんでした」
自作曲に自信はあったが、お客さんにまで届かない。ボキャブラブームが嘘のように、収入ゼロの月が続く。その間、貯金を切り崩して生活していたそうだ。ボキャブラ時代、金谷ヒデユキは人力舎(おぎやはぎ、アンジャッシュなどがいる)に所属していた。

「経理のおじいちゃんから、『金谷は、あればあるだけ使っちゃうから、積み立て貯金をしとくから』って言われて。人力舎をやめた時に通帳をもらったら、そこに数千万が残ってたんです。あれがなければやばかった(笑)」

収入がなければ、お笑いに復帰すればいいのだが、金谷ヒデユキは頑固だ。すると、別な道から救いの手が差し伸べられた。

声優やらない?って誘われたんです。それで出演したのが、『龍が如く』というゲームで、ボコボコに殴られる役。人に殴られてうめく声を夜中に練習しました。その評判がよくて、それで声優の仕事が増えたんです」
そうなのだ。金谷ヒデユキは、お笑い芸人だけではない。ミュージシャンであり、声優としても活躍している。
「けいおん!」や「機関車トーマス」「トイストーリー4」とメジャーな作品に多数出演している。所属事務所も、81プロデュースという声優事務所だ。

そんな彼が何故お笑いに復帰したのか──それは、あの事件がきっかけだった。
「元SMAPの草彅くんが、全裸で騒いで逮捕された事件があったじゃないですか、そのニュースを見た瞬間、替え歌が降ってきたんです。一挙に5曲も!」
それが2009年のことだという。そしてこの話には後日談があった。この草彅くん事件をきっかけにお笑いに復帰した金谷ヒデユキは、元キャブラーとしてスマスマに出演し、草彅くんと共演したのだ。
「あなたのおかげで、お笑いに復帰できました。事件を起こしてくれてありがとう!とは、さすがに言えなかったけど(笑)心の中では、手を合わせて感謝していました」

最後に、どうしてニュースの現場で歌う、ヒデ散歩という動画を撮影しているのか、それを聞いた。
デビュー当時、テレビのワイドショーでもニュースの現場で歌うコーナーをやっていたんです。勝新太郎のパンツにコカイン事件では、勝プロの前で歌ったし。なべやかんの替え玉受験では、なべおさみさんの自宅前でも歌った。ただ、この時は本人が出てきてちょっとした騒ぎになっちゃって(笑)」

懐かしい事件ばかりですけど、当時のネタで覚えている替え歌はありますか?
「トリカブト保険金殺人事件ってあったでしょ。杉田かおるさんの鳥の詩で、♪鳥よ 鳥よ トリカブト〜っていうのがありましたね(笑)。なんというか、ヒデ散歩は、俺の原点なんです」
これまで職務質問は数々されたけど、ヒデ散歩で取材を受ける日が来るとは思わなかったと笑う金谷ヒデユキ。
「ニュースで暗い気分になることもあるけど、そんな時はヒデ散歩を見て、こんなバカなことをしている大人がいるんだって、ぜひ笑い飛ばして欲しいですネ!」
これまでの動画は、Twitterで「#ヒデ散歩」と検索すれば見られるそうだ。

東京都庁前で「ヒデ散歩」を敢行する金谷ヒデユキ

ヒデ散歩『オリンピックが止まらない』の動画はコチラ

過去の「ヒデ散歩」が見られる金谷ヒデユキのTwitterはコチラ

  • 取材・文ハギワラマサヒト

    1967年生まれの臓器移植芸人兼ライター。人生で二度の臓器移植を体験し、移植医療普及の活動をしている。2000年に日本人初の肝腎同時移植をアメリカで、2015年に国内で妻より生体腎臓移植。2019年春より、りんご農家芸人・松尾アトム前派出所と、コントユニット「子鹿ズ」を結成。

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