巨人・元木大介ヘッド 罵声に罰走の鬼軍曹ぶりも“選手が大絶賛”

巨人のヘッドコーチに昇進した元木大介。指導は苛烈だ。罵声が飛びミスをした選手には罰として全力疾走を科す。だが意外にもナインからの評価はウナギのぼりだという。真相を探った

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今季は内野守備兼打撃コーチとしてチームの明るい雰囲気づくりに尽力した元木大介。現役時代は’98年に得点圏打率1位になるなど、勝負強い打撃で他球団から“クセ者”とイヤがられた。写真は今春のキャンプ

「文句あんのか! あるなら言ってみろ!」

グラウンドに巨人の新ヘッドコーチ、元木大介(47)の罵声が響く。宮崎県で行われている秋季キャンプ。バント練習でミスをした3年目の育成選手・高山竜太郎に、元木コーチは右翼ポールと本塁間を全速で往復する“罰走”を科した。悔しさからか高山が右翼のフェンスを叩くと、“鬼軍曹”の怒りが爆発。高山に雷が落ちたのだ。

守備練習でも元木コーチは手を抜かない。

「捕ったらスグに投げる形まで作れ! 日本シリーズのエラーを忘れたのか!」

叱責の相手は山本泰寛だ。ソフトバンクとの日本シリーズ第4戦で、三塁で捕球ミスに悪送球を連発。巨人敗戦の一因になったミスを、厳しく指摘されたのである。

「元木コーチの指導には、容赦がない。守備練習では『ONE TEAMノック』と名づけ、3人1チーム体制で1人が失敗すると全員にスクワットを科しています。連帯責任で、日本シリーズなどの大舞台でかかるようなプレッシャーを感じてもらうのが狙いです。罰を受けるのは選手だけではありません。試合形式の練習では、石井琢朗・野手総合コーチのサインミスで走者を進められなかったため、石井コーチも罰走をすることになりました」(スポーツ紙記者)

練習が終わると、どの選手もクタクタでユニフォームは泥だらけ。あまりのスパルタぶりにナインに不満がたまっているかと思いきや、意外にもチーム内の評価はグングン高まっているという。

「現役時代は清原和博とつるんで飲み歩くなど、当初は『ヘッドが元木で大丈夫か?』と懐疑的な見方も多かった。しかし引退して評論家や世界少年野球の日本代表監督を経験し、元木コーチも独自の指導方法を培ったようです。練習は厳しいですが、決して上から押しつけるようなことはしない。選手全員と個別に食事し、『意見があったら遠慮なく言ってくれ』と気を遣っています。おかげでチームの雰囲気は明るいですよ。グラウンドでは、坂本勇人らから『今日は元木さんの声が出てませんね』とイジられています。『休む時はシッカリ休め』という考えで、休日のトレーニングを禁止したのも高評価につながっている。早くも、次期監督候補の一人に名前があがっています」(球団関係者)

ソフトバンクなどでヘッドコーチ経験のある、達川光男氏が語る。

「ヘッドコーチという役職は、監督の意向を受けて野手も投手も自由に指導できます。打撃コーチが投手にアドバイスすれば越権行為ですが、ヘッドコーチなら全体を見られるんです。元木は性格も明るく、監督に対しても選手に対してもドンドン意見を言うタイプ。原辰徳監督は、元木の人間性を考慮し抜擢したんでしょう。適役だと思いますよ」

現役時代は小技や右打ちで相手チームにイヤがられた“クセ者”が、独自指導で巨人の日本一奪還を目指す。

  • 写真時事通信社

Photo Gallary1

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